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【実況と感想】渋沢栄一 NHK大河『青天を衝け』30回「渋沢栄一の父」

2021年10月10日(日)20時放送、NHK大河ドラマ『青天を衝け』30回「渋沢栄一の父」を視聴しました。

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今日は10月11日、本来スポーツの日、けれど今年はオリンピックで7月に移動、10月は祝日が無く残念です。
外出するにもガソリンが結構値上がりしていて、ドライブも気が引けますね。
なんじゃら宣言が解除されたけど、イマイチ遠出する気が置きないのは、今に始まったことではないのでストレスにはならないのが唯一の成果ですかね、新コロの。(虐)
晴天を衝けのタイトルが微妙に変更され「渋沢栄一」とフルネームになったのはなんでかな?
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■プロローグ
西郷を東京を連れ戻すために岩倉具視は鹿児島に来ました。
鹿児島で岩倉は東京出仕を渋る島津久光にこういいます。
力のある薩摩が必要、要のものを差し出してもらう、という岩倉。

■こんばんは徳川家康です
(タブレットでこの映像を見て)駄目だ駄目だ、それじゃ何も変わらん。
あと少しだけ話しをさせてください。
栄一が政府に入り2年、たくさんのことをやりましたよ。
制度は少しずつ整った。しかし、元の藩主たちが権力を握っていました。
徳川幕府を倒してまで作りたかった新しい世は一体何なのだ?

■西郷は東京へ
「生きとったか」、栄一と西郷の再会です。
「西郷様に国を一つにまとめていただきたい」
西郷「かえってぶっ壊すことになるかもしれんぞ・・ハッハッハ」
栄一「もう一度ぶっ壊すべきなのかもしれねえ、ちっとも変わりはしない」

---曲---

■大阪・造幣局
硬貨の品質を確認するため造幣局へ出張してきた栄一は五代友厚に出会います。
五代「おはんが渋沢さんか。どこかでお会いしたかな」
五代は覚えていないようです。

三野村がやって来ました。
大阪歓迎の宴会を開くことになりました。
店でぶつかる栄一と女中・大内くに/仁村紗和、一目惚れしたようです。

栄一は五代と語り合います。
栄一「あなたが好きでない。パリですでに薩摩に負けていた」
五代「三井を見たか、上が徳川から新政府に代わっただけ」
「もっと広く民を豊かにせねばならん。カンパニーを作るべきだとは、気が合うのお」
宴席に戻ろうとする栄一に女中のくにが「うちの大事な夫に似てたもんで」といいます。
穴の空いた栄一の足袋を見て、足袋を繕うことに。
栄一は、修繕した足袋を置いていこうとするくにを部屋に入れる栄一でした。

■明治四年7月(1871年)
政府の内部は相変わらず混乱していました。
栄一と杉浦は「子供の小田原評定だ」と呆れています。
西郷「こげな話あい、必要あるのか、まだ戦が足りん」
さっきの西郷さんの言葉はどういう意味だ、と栄一は考えます。
栄一は西郷は新政府をぶち壊す気かもしれないと考えています。
井上馨「西郷は廃藩をやれというとるんじゃ。戦覚悟で廃藩置県を断行しろということだ」
「藩札はなくし、太政官札に変えればいい。価値のある藩札と無い藩札の交換の割合を決めておく必要があります。
藩の負債は、古いものは破棄、ご一新前の借金は無利子、年5分の公債証書を発行します。
争いの多くの原因は金だ、無駄な争いは避けられる」
井上「改正掛でやってくれ」

■大蔵省 改正掛
「来る14日、廃藩置県を実行する」
あと四日しかありません。
「あと四日で作業を終えなければ戦になる。四日でできれば新政府ができるのだな。やり遂げよう」皆が同意しました。
藩札をなくすに当たり、生活を維持するためにいくら政府が保障すればいいのかをすべての藩について洗い出しました。

■明治四年7月14日
明治天皇/犬飼直紀の宣旨を三条実美が読み上げます。
藩を廃し県となす。
260の藩は廃され、それに変わり府と県が置かれると周知されました。
例のない無血革命として世界に驚きで伝えられました。

■廃藩置県が完了
栄一は、大蔵大丞に出世しました。
大久保の巨額出資の提案に、民の税を打ち出の小槌と思っては困る、と案を否定します。
大久保は、怒り「改正掛は今日限りで解散だ!」といって出ていきました。

大隈に好き勝手させないためには、西洋を直に見る必要があると岩倉に提言する大久保。
「異国??」岩倉具視を全権大使とする使節団がヨーロッパとアメリカに出発しました

■自宅で
足袋の修繕跡を見る千代、なにか嫌な気配を感じたようです。
そこに、血洗島の父上が危篤との連絡が届きます。
急遽、人力車で血洗島に向かう栄一

■血洗島
丁寧に出迎える家族に、「とっ様がいったんだよ、きちんとお迎えしろ」と母・ゑいにいわれる栄一。
市郎右衛門「心残りはない。俺はこの渋沢栄一の父だ、息子が天子様の寵臣なると誰が思うものか。誇りに思っている。栄一、ありがとう」
二日後、市郎右衛門は家族に看取られながら息を引き取りました。
葬儀では、藍色の旗がひらめいています。
文久元年の藍玉通という台帳をめくりながら父との思い出を回想しています。
小さいころの父との思い出が駆け巡ります。
「なんと美しい生き方だ!」

次回は第31回「栄一、最後の変身」

----つづく----

■大河ドラマ紀行
埼玉県深谷市
華蔵寺は渋沢家の菩提寺です。
婿養子に入った市郎右衛門、中の家を反映に導きました。
晩香遺薫は、市郎右衛門が残した資料を後年栄一がまとめたものです。

■感想
明治維新といっても混乱の中、何もできずに狼狽える新政府を描きます。
そういう意味では、明治維新は薩長のクーデターであり、飢饉で衰退した日本を混乱に導いた中での幕府滅亡であって、民衆が蜂起した革命ではなかったということがよくわかります。
廃藩置県が無血で行われたのも、大名も藩の寿命が尽きていたことがわかっていたんでしょうね。
世界史でも、本当に民衆が起こした革命ってあるのかな?
浅学ですが、フランス革命だって大富豪が起こした暴動が発端ですよね。
さて、艶っぽい話が少しだけ出てきました。
女中の大内くにとのエピソードです。
妾として千代と同居することになる「妾くに」が出てきたのは、渋沢栄一の女好きのエピソードが出る兆しかな。
控えめな演出でしたので、視聴者の反応をこっそり見ている感じもしますが。
英雄色を好むといいますし、妾を持つことは当事としてはそんなにおかしな話ではないですからエピソードとして出てきてもいいかもね。

日本の歴史アップデート」を書いています。


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