レット・イット・ビー讃歌 〈黄金の河が流れているから〉
私たちは重い荷物を背負って
歩くしかできないの
俺たちには土耕して種をまき
太陽と雲に祈るしかできないんだよ
私たちには殺戮も盗みもできない
ただ日々汗して働くしかできないの
私たちは振り下ろされる剣をこの身体で受けきることしかできない
打ち込まれる銃弾をこの身体の中で受けとめることしかできない
私たちは耐えに耐えて相手を許すことしかできないの
だって私たちの中には黄金の河が流れているから
家焼かれ身体を壊され嵐の夜に追い出されても
私たちは祈り続ける
先をゆき後に続く人々の為に
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