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走りながら思想しよう3.

一心同体で動いていたNPO理事長が勢力ある社団法人の代表理事と提携して急速にステージアップしつつある。このことを私は幸いなことに純粋に喜べる。理事長の人徳とそれ故の苦戦をよく知っているからだ。私は最初は理事長との快適な二人三脚が愉快で、深く考えもせず、次から次へと企画を繰り出し理事長人脈の社長達とチームを組んで農水省と23区区役所、豊洲市場協会を結ぶ、災害食自販機モデル実現の為のネットワークを張り巡らせ、気がつけばほぼ1年をつぎ込んでいた。農水省への様々な情報・企画提案、府庁・県庁・市役所との情報共有など。いい意味で何かを生み出せる濃度になりつつある。そんな矢先に社団法人側からの一方的な理事長のNPOの分析評価が始まり、結果的に社団法人の代表理事から拒否された私の企画、理事長との人脈共有はむしゃむしゃ食べられつつある。理事長にとっては解体され相手に組み込まれる事が一種の新生となるのは確かだ。流石に私もパージされつつ、作業完成させることができるほど、熟成していない。災害食自販機モデルも適当に換骨奪胎されて、災害食コンセプトが失われ、単なる新機軸の地方創生ブランド化の方向のようだ。しかし社会世間はそんなに甘くない。ある程度の蜜月の後に理事長は骨となって吐き出されるだろう。或いは理事長の人徳、人脈を呼ぶ磁力と豪腕の先方との幸福なマッチングとなるかもしれない。
ある意味絶妙なタイミングで、そろそろ自分だけで進むべきコースに入ったのかもしれない。とにかく今はカオスに耐えて新しい方程式が見えるまで浮遊状態であるしかない。
そこで、走りながら思想しよう。
【漂い流離うことも道であり力が必要だ。】
“power  for  drifting  and  wandering”

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