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春の一日を代償行為で潰してしまった1.

あ、まずい。図書館返却本を一冊忘れた。だから図書館に買ってもらった高田崇史新刊“采女の怨霊”を借りられない。はるばる40キロ、どうしてくれる!軽い焦燥感を軽く切り替え、シンフォニーホールまで歩く。この上はMARUZENで新刊本を買ってくれよう!昨日からいきなり蒸し暑い。日本上空から天然由来の雲相が無くなり、機械的デタラメ模様となったように、季節からも優雅さが無くなり、体験したことは無いが、戦後のような、ガサツで容赦ない移り変わりに、なってきている。なんとなく街の風が荒れてきてる。

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