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『目覚めるアメリカ仏教』を読む・序 参照:●『目覚めるアメリカ仏教』ケネス・タナカ(武蔵野大学名誉教授)

↑『目覚めるアメリカ仏教』↑                  “はじめに                                                この『目覚めるアメリカ仏教』には、二つの願いが含まれています。
その一つは、欧米において仏教が伸長しているという非常に興味深い現象を、日本の人により広く、詳しく知ってほしいということです。仏教は「西洋の壁」を超え、もはや「東洋」に限るものではなくなりました。
二つめの願いは、現代日本仏教を新しい視点から考え、改革を目指す人々にとっての参考となることです。近代的要素をその当初から含んできたアメリカ仏教は参照するに値する、貴重な例ではないでしょうか。アメリカ仏教には、未来の仏教、いや、未来の宗教のあり方自体が潜んでいるのではないかと考えています。
日本とアメリカで人生を約半分ずつ過ごしてきた私にとって、本書が両国の仏教の間に渡す架け橋になることは、言葉に表せない充実感と感謝の意を感じています。”■画像は帰還兵、アメリカ軍第四ストライカー旅団戦闘団。ナショナルジオグラフィックより。

(•‿•)否応なく地球表面が閉じられた世界となり、すでに数世紀と思われます。もはや無限の世界ではなく、物理的に情報的にそして量子力学的に、この私たちの宇宙は金魚鉢になってしまっています。そこでは表面的にはメディアにより全人類間の意識、意思、感覚、感情が交わり統合され始めたように見えます。一方、少しづつ言葉の壁を越えて共通の“場”を持ち始めたまだ幼い地球人の眼前に、数百年前からの歴史のフラクタルが数百年に一度のスペクタクルとして繰り広げられています。いち早く金魚鉢を占領したのは、信用創造という魔術の媒体、マネーです。そのマネーという水源から科学技術を独占したグローバル化勢力と、民族国家勢力とのせめぎあいが、コップがひび割れ爆発しそうにまでになっているのです。
この『目覚めるアメリカ仏教』にであったとき、読み進めつつ仏教らしい諸事象も自分の中に結晶化できるかもと思われました。例えば、
●ユダヤ・キリスト教文明圏の最先端のはずのアメリカの人々の間に今急速に広がりつつある仏教は、ある意味、理論理屈を超えた量子的な振動伝播ではないか?
●また最近のサイト情報で、不可思議にも日本に精神的共鳴を覚え大日本帝国軍服を着て活動する中国の“精日族”の若者たち。さらに京都八坂神社で着物姿で逍遥する若い中国女性たち。これらの現象は社会的遺伝的範疇を超えた、輪廻転生的事象なのではないか?
等々、金魚鉢化したグローバル世界で人為的でない、量子力学的な地球人化の観点からアメリカ仏教をとらえれば、マネーにより抑圧された精神世界、霊的領域の量子的ジャンプが、何もかもを喪失しつつある私たち日本人やチベット、ブータンなどの仏教圏にも、新鮮な波紋、振動を引き起こす霊的触媒となる可能性大と思われます。グローバル化には霊的グローバル化も当然あるはずです。肉体的混血、霊的混血そして恩讐を超えた輪廻転生と。

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