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量子精神学の挑戦 エレクトロマグネティック・シャーマン 【体内聖地防衛戦】13. 参照:●『キリスト元型ユングが見たイエスの生涯』 エドワード・エディンジャー著 ●『シャーマン』ジョーン・ハリファクス著 《大いなる精霊=神々にはヒエラルキーがあるのか?》

✛『キリスト元型』✛                                  ■画像は“受胎告知”(ロヒール・ファン・デル・ウェイデン) “分析は、我々を捉える体験、あるいは天から降りかかってくる体験を解き放つものでなければならない。そこで解き放たれる体験は、古代人に生じた体験と同じく、実質と実体を持つ体験である。もしそれを象徴的に示そうと思えば、私は受胎告知のイメージを選ぶだろう。

[六ヶ月目に天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。……「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたはみごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。その子は偉大な人になり、いと高き方の子といわれる。……」 ……「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを覆う。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。……」]      (ルカ記1章)

聖霊の降下は、絵では通常、マリアのもとに降りてくる鳩として表され、受胎告知と同時に懐妊したことが示される。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを覆う」。「覆う」という言葉は、神秘的な存在の雲に覆われることを意味している。雲は外から見ると明るいが、それに覆われると暗くなる。このように、キリストの姿が変わる時、「雲が現れて彼らを覆った。彼らが雲の中に覆われていくので弟子たちは恐れた」。

ヤハウェの雲が自分に降りかかることを受け入れたことによって、マリアは、象徴的には、荒野の聖なる幕屋、あるいはヤハウェの存在が宿ったソロモンの神殿と同義になった。”


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■画像は、渦巻く暗雲。コロラド州東部の空に垂れ込めた雷雲。ナショナルジオグラフィックより。

⚪『シャーマン』⚪                                  “…以下のエスキモー・シャーマンの報告は、ラスムッセンによって記録されたものである。

〈シラ〉と私たちが呼んでいる力(が存在し)、それは簡単な言葉では説明できません。世界、天候、そして地上のあらゆる生命を支える大いなる精霊、それはあまりにも力強いものなので(と彼は言う)、人類には共通の言葉で通ずることがなく、嵐、雪、海の猛威などによってのみそれと知られるものです。人間の恐れる自然のあらゆる力です。しかしこの精霊は(コミュニケーションの)もう一つの道をもっています。陽の光、海の凪、自分ではなにも知らないまま無心に遊ぶ子供などです。子供たちは、ほとんど女性の声のような柔らかく優しい声を聞いています。……すべてがうまくいっているとき、〈シラ〉は人類になんのメッセージも送ってきません。ただその無限の虚無に引き籠もり、去っていってしまうのです。”


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🌠電磁シャーマン☄️                               この旧約・新約聖書におけるヤハウェ、絶対神と、エスキモーシャーマンにおける〈シラ〉という大いなる精霊はヒエラルキーを持つのだろうか?ユダヤの人々とエスキモーの人々にはヒエラルキーはあるのだろうか?八百万の神の包容の中にいる私たち日本民族には、ことさら神々や同じ人間どうしでヒエラルキーを必要としていないことは確かだ。逆にヒエラルキーを要求するものを低いレベルに感じる。何千年もの虚飾が、選民思想の悪魔となり、謀略略奪虐殺を自分たちでも止められなくなっているのではないか。

ただし、量子的な、厳然たる、次元差は当たり前にある。頭の中に量子場を持たなければ、地上の支配エゴのヒエラルキー化してしまい、神々のイメージも人間次第で陳腐化する。たとえ妄想神であったとしても、量子力を持つので、時空を越えて人間を支配する。そのような数千年を経た妄想神が、現代のAIや量子テクノロジーに神殿化すれば、人間は源・宇宙または真の世界(輪廻転生)から切り離され量子羊となり、霊的退化が不可逆となるだろう。

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