【そのパクリは間違っている?】絶対に真似してはいけないセールスレターの2つの書き方
セールスコピーライターの野口です。
本日は、「絶対に真似してはいけないセールスレターの2つの書き方」について書きます。
オンライン上で商品・サービスを売る時に必要となるのがセールスレターです。
セールスレターとは、商品・サービスを売るのに特化した縦長のページのことで、商品・サービスを買ってもらうための情報や価格、説得のプロセスのテクニックがふんだんに使われているあれです。
育毛剤、健康食品、ダイエットサプリなどの健康や美容に関連するセールスレターくらいなら、目にしたこともあるかと思います。
他にも、ビジネススクールの募集や、通信教育教材の販売にもセールスレターが使われています。
↑この記事で添削しているZ会の通信教育のページもセールスレターです。
僕自身、セールスコピーライターとして、かなりの量のセールスレターを分析したり書いたりしてきましたが、商品・サービスの内容は同じままでも、セールスレターの出来次第で売上は大きく変わるので、力を入れるべき大事な箇所といえます。
例えば、成約率1%のレターが2%に上がっただけでも売上は2倍になりますし、同じ経費のままで売上が伸びるので利益率で言えば2倍以上に高まります。
で、売れるセールスレターの書き方でよく言われているのが、
「売れているレターの内容を徹底的にぱくれ!」
という教え。
つまり、0から自分の頭でひねりだすのではなく、「すでに成功して売上がたっているレターを真似すれば売れるよね!ね!」という考え方です。
もちろん、売れたレターをパクるという考え方自体は間違っていません。
現に、独学で自分の言いたいことだけを言いまくってるレターや、売上を伸ばす鉄板の型を知らずに好き勝手書かれているレターほど売れないものはないからです。
セールスレターの唯一の目的は少しでも売上を上げることなので、クリエイティブで独創的なレターを作っても、売れなければ全く意味がありません。
だからこそ、成功している売れるセールスレターの内容を真似するのは理に適っているといえます(文章の著作権を守った上でですが)
ただし、その徹底的にパクる(要はTTP)にもやり方に注意が必要。
書いた本人は、「売れているレターを真似できているから問題ない」と思っているのかもしれませんが、はたからみたら、真似の仕方が間違っていることも多く見受けられます。
これでは、どんなに真似を重ねたとしても、大きな売上を上げるのは難しいのです。
ということで前置きが長くなりましたが、今回は、絶対に真似してはいけないセールスレターの2つの書き方について話します。
セールスレターを真似する時に必ず確認しておくべき2つのポイントとは?
セールスレターを真似する時には、必ず確認しておくべきポイントは大きく分けて2つあります。それが、
セールスレターを読む前の読み手との関係性
セールスレターを語る資格の有無
です。
早速ですが、それぞれ解説していきましょう!
ポイント1 セールスレターを読む前の読み手との関係性
1つ目のポイントは、読み手との関係性に関するものです。
そもそも、セールスレターを読むパターンは、大まかに分けると、以下の3つあります。
バナー広告やリンクをクリックしてもらい、すぐにレターを読んでもらう
メルマガやLINEを使って見込み客と関係性を築いた後に、レターを読んでもらう
すでに何かしらの商品・サービスを購入している人(顧客、リピーター)に、レターを読んでもらう
大きく分けると、この3パターンがあるわけです。
で、セールスレターを真似する時にやってしまいがちなのが、上述した3パターンの内、異なるパターンのレターを真似してしまうというものです。
例えば、パクリ元はメルマガやLINEを通して関係性を築いた後に読まれることを想定した2.のレターにもかかわらず、広告経由の新規の読み手相手の1.のレターとして真似してしまっているケース。
関係性を築けている人が読むようなレターを初見の人に読んでもらっても、想定しているターゲット(の心情)が違うので、反応がとれないことになります。
なので、ポイント1のまとめとしては、セールスレターを真似する前に、「このレターは1、2、3のどのパターンのレターなのか?」をあらかじめ把握しておき、異なるパターンのレターは真似しないということになります。
では、次です。
次のポイントも忘れがちなので要確認してくださいね。
ポイント2 セールスレターを語る資格の有無
次は、語る資格の有無について。
これは、要するに「販売者であるあなたには、セールスレターに書いてある内容を語れるほどの実績、知識、経験、理念、世界観、才能はあるのか?」ということです。
例えば、ポイント1でみたように、仮に同じようなパターンのセールスレターを見つけることができて、それを真似てレターを書くとしましょうか。
しかし、パクリ元のレターが売れている理由が、
販売者の理念や世界観に惹かれている
著名な販売者であるためブランドが確立されており、多くの説明を要しない
販売者の実績がライバルのそれよりも高い
などの属人性が強い部分で差別化されているのであれば、仮にパターンが同じだったとしても、そのまま真似しても効果は薄いということです。
パクリ元のレターを書いている販売者の持つ実績や知識・経験、ブランド力などとかけ離れているから起こる現象です。
というわけで、ポイント2のまとめとしては、パターンが同じだったとしても、「パクリ元のレターで語られている要素は自分がそのまま真似てもおかしなことにならないか?」を把握しておき、難しそうなら真似しないということになります。
本日のまとめ
本日は、絶対に真似してはいけないセールスレターの2つの書き方という内容でした。
セールスレターを真似するときには以下の2つのポイントに気をつけてください。
セールスレターを真似する前に、「このレターは1、2、3のどのパターンのレターなのか?」をあらかじめ把握しておき、異なるパターンのレターは真似しない
「パクリ元のレターで語られている要素は自分がそのまま真似てもおかしなことにならないか?」を把握しておき、難しそうなら真似しない
この2つでした。
というわけで、セールスレターは売上を決める超絶大事なパーツです。真似するとしても、失敗のなきようにいきましょう!
本日は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
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