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バイク日記〜初めてのバイク(Ducati Monster 400)の思い出(出会い〜お別れ)


Ducati Monster 400との出会い


今からもう20年近く昔の話になりますが、ある日急にバイクに乗りたくなりました。それまではバイクというと乗ったことがあるのは50ccの原付のみでしたが、教習所に通って中型免許を取得したのでした。

中型免許を取った後にバイク選びが始まりました。当時あまり特定のバイクに対しての思い入れがなくて、敢えて選ぶとしたら、HONDAのCBあたりかなぁと思っていたのでした。取りあえずどこかバイク売っているところに行ってみよう...そう思って家から一番近いバイク販売店を検索してみました。それがたまたDucati等のイタリアンバイクを扱っている店だったのです。

実はHAYAは昔からイタ車が好きでした。若い頃にアルファロメオに憧れて、アルファロメオの入門モデルだった145というハッチバックに乗ったことがありました。ということで眩しいイタリアンレッドの車体を初めて見た瞬間にDucatiに一目惚れしてしまいました。ただ、Ducatは殆どが大型のバイクで当時の中型免許で乗れるバイクはなかったのですが、その中で目についたのが、Monstor 400。なんと当時はMonstorシリーズに400ccのバイクがあったのです。いかにもイタ車というレッドの車体。国産よりは高いけどDucatiとしては安い100万円以下の値段設定。そこ購入購入はあっという間でした。

実際に乗ってみた印象


400ccの入門モデルの車体ながらもブレーキはきちんとブレンボ(でもABSはなかったので2回くらいフロントロックして転けそうになりました)。そらに倒立のサスペンション。それに格好良いし何よりもDucatiというブランドという満足感がありました。

エンジン掛けた瞬間からきちんとドコドコと空冷ツインのサウンドで、かなり所有欲が満たされました。たまに信号待ちで停車していると隣に停車している車から、以下にもバイク好きそうなお兄さんに

「いい音しているねぇ!」

と話かけられたこともありました。

メーター周りはシンプルでしたが、いかにもバイクって感じでいいですよね。ただ、全くカウルの類いのものがないので高速道路を走ると結構な風圧を受けるので大変だったことを覚えています。

こちらはどこだったか忘れましたがツーリングにいったときの写真。当時はあまりツーリングにいっても写真を撮らなかったので、あまりいい写真がないんです。もっと撮っておけば良かった。ちなみに400ccなので絶対的な加速性能は、それ程でもなかったです。でもレッドゾーン近くになるとパワーの盛り上がりがあり、一度追い越し中に想定以上の加速してびっくりしたことがありました。


尚、イタ車らしく?トラブルは結構ありました。まず最初に遭遇したトラブルは納車1ヶ月くらいのとき。街中を走っていたら突如ギアが2速から上にあがらなくなりました。幸い1速と2速は使えたのでそのままディーラーにいって修理してもらいました。

また別のある日は、家に駐輪していたときに妙に車体が傾いているなぁと思ったらサイドスタンドのボルトが取れていて今にも車体が倒れそうになっていることもありました。

事故と別れ


このバイクとは2年くらい一緒に過ごしましたが、別れは突然訪れました。以下の写真、このバイクとお別れすることになった日のツーリング中の写真なのですが、この日に高速道路を走っているときに激しくオイルが噴き出しました。多分前日にオイルを補充する際にオイルを入れすぎたのが原因だったのかもしれませんが、走行中にオイルを吹いてしまい、サービスエリアに慌てて駐車するとこんな感じでオイル漏れしていました。取りあえず吹き出したオイルを拭いた後、それ以上のオイル漏れはなかったのでツーリングを継続したのですが…


この後、一般道に降りて走っているときに緩いカーブで転倒しました。

オイル漏れが原因というよりも、精神的に動揺していたからなのか分かりません。寝てたん緩いカーブで縁石に前輪をヒットさせてしまい、車体がガタガタと大きく揺れて今までに経験したことがないような挙動をしました。コントロールしようにもコントロールできない! もうダメだと思ってバイクから振り落とされました。当時まだバイクに乗り始めて2年くらいだったので経験が浅くきちんとコントロール出来なかったってのもありました。

そしてそのままバイクも倒れた…. と思ったのですが、なんと一度倒れたバイク、速度がまだあったのでまた起き上がってそのままバイクだけ走り去ってしまったんですよね。

そんなことあるんかい!

と思いましたが、あるんです。そしてそのままバイクだけが走り去って…  と思ったらその先に停車中の車があるではないですか!それも泊まっいる車は…

高級車ベンツのワゴン!!

ひぇー!と叫んだような叫ばなかったような。まるでスローモーションのようにバイクはベンツに激突して停まりました… 車にぶつかった後、ぶつかってしまったベンツの運転席のドアがガチャッと開いて、出てきたのは落ち着きのあるジェントルな紳士。怖い人ではなくてちょっとほっとしました。そして運転手の方が怪我をしなかったのは不幸中の幸い。でもその方も都内から旅行にきていて、旅行先でこちらのバイクにぶつけられてしまったということでちょっと(結構)申し訳なく思ったことを覚えています。

「はっはっは、大丈夫かい?でも車の修理代はきちんと請求させてもらからね」

相手のベンツはこちらのバイクが衝突してしまった影響で走行不可になってしまいました。その節には運転手の方には本当にご迷惑をかけました。外車の高級車ということで、その後結構な額の修理費用が掛かられたようですが、そちらの修理はバイク保険で何とかなりました。保険屋さんありがとう!

そして、こちらのバイクはというと、車ににぶつかって廃車になってしまいました。でもバイクの廃車(と相手側の車のダメージ)で済んで、ある意味不幸中の幸いですよね。もしもバイクが突っ込んだ先に人がいたらと思ったらぞっとします。

そしてバイクから落ちた自分自身についてですが、この日はフル装備でプロテクターを付けていたので軽い怪我ですみました。胸部プロテクタ-、革ジャン、膝プロテクター、等が本当に身体を守ってくれました。

バイクのプロテクターって本当に大事!

ヘルメットはアスファルトで削れて一部削れてますし、革ジャンも靴もグローブもボロボロ。膝プロテクターをつけていたので、膝をやられずにすみました。

安全面ではフルフェイスは優秀。フルフェイスじゃなかったら顎をやっていたかも
当然のことながらグローブは超重要。カーボンプロテクター付きで良かった
これなかったら、絶対膝やってた

この記事を書いていてどんどん話がそれていきますが、この時に思ったのは、以下の点です。

① バイクは危険と隣り合わせ。危険も伴う
② バイク保険は超重要。絶対に任意保険は行ったほうが良い
③ バイクプロテクターも超重要

取りあえず、この事故を起こした後は、もうバイクは乗るまい!と思ったのです。少なくとも1年間はバイクに乗りませんでした。しかし...人って過去を克服する?生き物なんですよね。1年が経過した頃になって思ったことは…

「前のバイクは排気量が小さくそれで安定性が悪かった(に違いない)やっぱり大型… 大型を取らないと..」 ということで次のバイクの話に続いていきます。

Ducati M400の情報

https://www.virginducati.com/guide/guide2009-monster400/

Ducati M400 (自分の中での相対評価)
格好良さ   ★★★
加速性能   ★★☆
サウンド   ★★★
信頼性    ★
個人的愛着度 ★★★★
個人的満足度 ★★★

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