イサム

すごく個人的でセンシティブな内容を、自分の言葉で「書き残す」ことを一番に考えて書きました。そのため、公開範囲を絞っています。
僕のことを知っていて、そして何の話かあたりがつく人が読んでくれると嬉しいです。むしろ読んでほしいくらいなので、連絡さえくれればお見せできます。

毎朝、今日が誰かしらの誕生日であることをiPhoneが教えてくれる。

それがすっかり当たり前になってしまって、通知を見たところで心が動くこともなく、通知欄を無意識に閉じることがある。反対に、しばらく連絡を取っていなかった人に、久しぶりにメッセージを送ろうという気持ちになることもある。

大抵はそのどちらかの反応になる。だから、どちらでもない心の揺れ方をした時のことはよく覚えているし、こうやって書き残さないといつまでもその時のことがまとわりついてくるような気がする。

昨年の8月10日、車の中。信号待ちをしているときに、その知らせはきた。Facebookが教えてくれた「今日が誕生日の『友達』」。その中に、知らない間にいなくなってしまった、もう会えなくなってしまった彼がいた。

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