見出し画像

【農業】農法について

私は4年前に農業を始めましたが、ネットで農業について調べる時「〇〇農法」と名の付くものが多くあり、ややこしかった記憶があります。非常に基本的な内容ですが、自分なりにまとめた所を書きます。

慣行農法
化学肥料や農薬を前提とした栽培方法。多くの農家が行う一般的な農法の事を指します。最もスタンダードな方法です。
 
有機農法
「化学肥料, 化学農薬, 遺伝子組換え技術を利用しない事を基本にした、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業」という定義が農林水産省の定めたものとしてあります。
有機農業の推進に関する法律 H18
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/attach/pdf/sesaku-1.pdf

③それ以外
・自然農法(岡田茂吉氏による)
世界救世教の創始者岡田茂吉氏が提言した農法。
MOA自然農法ガイドラインに準じて行われる。
無化学肥料・無化学農薬・無除草剤。

・自然農法(福岡正信氏による)
様々な種を土に含めた「粘土団子」を投げ置く事で栽培を行う。
無肥料・無農薬・無除草剤・無除草・不耕起。

・自然農
川口由一氏により創始。「耕さず、草や虫を敵とせず、農薬、肥料を用い  ない」が信条。ただ「補い」として米ぬか・油粕を用いる。
無肥料(米ぬか・油粕は使用)・無農薬・無除草剤・不耕起。

・自然栽培
木村秋則氏創始。農薬を使用しないでリンゴ栽培に成功。
温州みかん、ブルーベリーなども同法で栽培に成功している。
マメ科作物を果樹栽培前に栽培する事が成功につながったらしい。
無肥料・無農薬・無除草剤。耕起は場合により行う。

ここで挙げたものはある程度有名なもののみで、他にも沢山の農法があります。基本的には有機農法から派生して、更に耕す事もやめたり、除草する事もやめたり、特徴的な資材を利用してみたり、といったような方法論の違いが農法の違いとなっています。


(まとめ) 
・慣行農法、有機農法は 農林水産省によっても定義されている。
・その他の農法については、その農法を始めた人の数だけ存在しており結果として多数の農法が存在している。
・それらの農法は、有機農法をある程度ベースにした上で、更に何らかの方法論を導入している事が多い。

有機農法の定義とか、他の農法について細かく考え出すと長くなりそうなのでこのあたりにします。
私は1年目は慣行農法を学んで、2年目から自然農を参考にして畑作をしています。畑の様子なども今後noteで載せようと思います。ちなみに画像にある作物は聖護院大根です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?