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【宝塚記念(G1)回顧】推奨馬ブローザホーン1着…クソッ!?

【宝塚記念 結果】
ブローザホーンが大外突き抜けV!
菅原明良騎手、吉岡辰弥調教師ともにGI初制覇!

【勝ち馬プロフィール】
◆ブローザホーン(牡5)
騎手:菅原明良
厩舎:栗東・吉岡辰弥
父:エピファネイア
母:オートクレール
母の父:デュランダル
馬主:岡田牧雄
生産者:岡田スタツド

23日、京都競馬場で行われた第65回宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)は、道中は後方に構え、直線で外ラチ沿いから突き抜けた菅原明良騎手騎乗の3番人気ブローザホーン(牡5、栗東・吉岡辰弥厩舎)が、中団から脚を伸ばした7番人気ソールオリエンス(牡4、美浦・手塚貴久厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分12秒0(重)。

さらにクビ差の3着に5番人気ベラジオオペラ(牡4、栗東・上村洋行厩舎)が入った。なお、1番人気ドウデュース(牡5、栗東・友道康夫厩舎)は6着に、2番人気ジャスティンパレス(牡5、栗東・杉山晴紀厩舎)は10着に終わった。

勝ったブローザホーンは、父エピファネイア、母オートクレール、その父デュランダルという血統。今年1月の日経新春杯で重賞初制覇を果たし、天皇賞(春)で2着と好走。2度目のGI挑戦となったここで栄冠を手にした。また、菅原明良騎手、吉岡辰弥調教師にとってもこれが初のJRA・GI制覇となった。

【宝塚記念】~騎手コメント~

1着8-12 ブローザホーン(牡5、菅原明良・吉岡辰弥)
「物凄く嬉しいです。この馬に乗せ続けてくれたオーナー、関係者に感謝の気持ちで一杯です。位置取りはゲートを出て、馬と相談しようと考えていましたが、思ったより後ろになったなとは思っていました。重馬場を苦にしないタイプなのでいつもと変わらず走ってくれましたし、向正面でローシャムパークが上がって行くのが見えて、一緒に少し上がって行っていい所で競馬が出来たと思います。4コーナーを回って来るときも持てるくらい余裕があって追ったら伸びる、という自信がありました。直線に向くにつれて動かして行って、かわしてくれればと思って追っていました。強かったです。馬に感謝しかありません。今年中にGIを勝ちたいという気持ちが強かったですし、勝ててホッとしています。(デビュー6年目でのGI初勝利について)ここまではあっという間でした。まだまだ学ばなければいけない事は本当に多いですし、この馬と一緒に成長していければと思います」

2着6-9 ソールオリエンス(牡4、横山武史・手塚貴久)
「馬場適性は皐月賞で証明済みですからね。調教には乗っていませんが、返し馬からバランスがいつも以上に良かった。これだけバランスが良くなって、成長しているならこれからが楽しみ。もともと古馬になってからと思っていましたし、まだまだやれると思います」

3着3-3 ベラジオオペラ(牡4、横山和生・上村洋行)
「勝ちにいったぶんですね。戦法は自在というか、今まで色々な形でレースしてきましたから。自分のペース以上で来た馬を行かせて、いい位置を取りました。プラダリアを見ながら、ローシャム(パーク)に動かされたぶん、ちょっと最後はしんどくなりました。よく頑張ってくれたと思います」

4着5-7 プラダリア(牡5、池添謙一・池添学)
「調教はあまり良く見えませんでしたが、返し馬の雰囲気はすごく良かったし、京都が好きなんだろうなという感じでした。前回からゲートでガタガタしていて、その分、踏ん張りが強くて好スタートではなかった。道中は馬場も選びながら、すごくいい形で走ってくれました。悪くないと思いながら直線を向いたんですけどね。1、2着馬とは(馬場の)適性の部分だと思います。ローシャムパークが来て和生の馬(ベラジオオペラ)と僕の馬はしんどかったですね。(得意の)京都のG1でしたし、何とかしたかったんですが。また秋に補えるように頑張って行きたいです」

5着7-10 ローシャムパーク(牡5、戸崎圭太・田中博康)
「ペースが遅くなると思っていたので、行ければと思っていました。スタートしてからのスピードの乗りが良くなかった。ローシャムのペースで動いていきましたが、もう少しリラックスして走らせられれば良かったかなと思います」

6着4-4 ドウデュース(牡5、武豊・友道康夫)
「残念でした。いつものこの馬の競馬でしたけど…。4角で外に行くと外すぎるので、切り替えて内へ。反応が悪かったですね。行きたがっていたけど(程度は)いつもくらい。特に大きな問題はありませんでした。状態はすごく良さそうだっただけに残念です。秋にまた巻き返したいです。道悪のせいにはしたくないと思います」

7着4-5 ディープボンド(牡7、幸英明・大久保龍志)
「もう少し前でレースをするつもりでしたが、考えていた以上に進んでいきませんでした。その辺が申し訳なかったですね。もっと前で競馬できれば(結果は)違ったと思います」

8着8-13 ルージュエヴァイユ(牝5、川田将雅・黒岩陽一)
「この馬のバランス、今日の馬場を考慮してこういう(逃げる)形になりましたが、最後まで良く頑張ってくれました」

9着7-11 ヤマニンサンパ(牡6、団野大成・斉藤崇史)
「鳴尾記念からの続戦でしたが、具合もすごく良かった。相手は強いですし、チャレンジャーでしたが、このメンバーに入っても恥ずかしくない競馬をしてくれました」

10着2-2 ジャスティンパレス(牡5、C.ルメール・杉山晴紀)
「スムーズに運べて、4コーナーまで手応えは良かったです。こういう馬場で直線では進んでいきませんでした。ディープインパクトの子で、こういう重い馬場は難しい。ドバイの休み明けでもあったし、最後は疲れてしまいました」

11着1-1 シュトルーヴェ(セ5、D.レーン・堀宣行)
「もともとスタートは速くない馬。1600~1800メートルまでは手応えが良かったけど、最後の600メートルはいつもの伸びがなかった。馬場の影響があったかもしれません」

12着5-6 ヒートオンビート(牡7、坂井瑠星・友道康夫)
「一発を狙って、ロスなく運びましたが、さすがに相手が強かった。勝負どころで苦しくなりました」

13着6-8 カラテ(牡8、岩田望来・音無秀孝)
「8歳にしては、よく頑張ってくれたと思う。この馬場でよく走り切ってくれたと思います」


推奨馬ブローザホーン(3人気)は、スタートは互角も行き脚が無く中団後方追走。3~4角辺りから追い出されて徐々に先団に詰め、直線で大外から一気に抜け出すとそのまま押し切って優勝!!

レースは、道中は後方に構え直線で外ラチ沿いから突き抜けたブローザホーン(3人気)が、中団から脚を伸ばしたソールオリエンス(7人気)に2馬身差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にベラジオオペラ(5人気)が入り、中波乱決着!?

馬券は、相手馬を見落としてハズレ…(ノД`)・゜・。


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