ブローザホーン(牡5、栗東・吉岡辰弥)は、父エピファネイア×母オートクレール(母父デュランダル)。デザートスネークの甥で、母オートクレールはJRA4勝(芝ダ1200~1600)。ダイヤモンドS2着ジョーヤマトも近親。母父デュランダルはマイルCSやスプリンターズSの勝ち馬。牝系はスタミナ十分で、母父にスピードが入ってエピファネイア産駒としてもバランスの良い配合になった。2400以上[4-1-1-1]、前走時424㌔の小柄なステイヤー。前駆がいい走りのエピファネイア産駒だから、実績どおり京都外回りも合う。時計や上がりが速いと苦しいので渋ってスローなら。
不良馬場だった昨年の3勝クラス・烏丸S(京都・芝2400㍍)が驚くほどの強さ。父、母ともに雨馬場に強かった血筋をしっかりと受け継いでいる。2200㍍の距離も守備範囲。折り合い面を考慮すれば、むしろ歓迎材料。今年の宝塚記念が得意の京都コースで開催されることも、プラスに働く可能性が高い。前走は天皇賞春2着とG1奪取目前まで成長!!
同馬は、スタートは互角も行き脚が無く後方の外めをリズム良く追走。坂の下りでの追い上げがスムーズ、直線では外ラチ沿い近くまで広がった攻防の大外を力強く抜け出し、2馬身差の完勝。京都競馬場,道悪,外枠と好走の条件が揃っただけに、強い5歳牡馬世代のニュースター誕生!?