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【京成杯オータムH(G3)回顧】推奨馬アスコリピチェーノ1着~イェ~イ!

【京成杯AH 結果】
2歳女王アスコリピチェーノが古馬相手に完勝! 重賞3勝目

8日、中山競馬場で行われた第69回京成杯オータムハンデキャップ(3歳上・GIII・芝1600m)は、中団追走から直線で一気に突き抜けたC.ルメール騎手騎乗の1番人気アスコリピチェーノ(牝3、美浦・黒岩陽一厩舎)が、出遅れ後方から猛然と追い上げた14番人気タイムトゥヘヴン(牡6、美浦・戸田博文厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分30秒8(良)。

さらにアタマ差の3着に3番人気サンライズロナウド(牡5、栗東・安田翔伍厩舎)が入った。なお、2番人気ディオ(牡5、栗東・辻野泰之厩舎)は6着に終わった。

勝ったアスコリピチェーノは、父ダイワメジャー、母アスコルティ、その父Danehill Dancerという血統。今春は桜花賞、NHKマイルCでともに2着と悔しい結果となったが、秋初戦のここを完勝しこれからのGI戦線に向けて弾みをつけた。

【勝ち馬プロフィール】
◆アスコリピチェーノ(牝3)
騎手:C.ルメール
厩舎:美浦・黒岩陽一
父:ダイワメジャー
母:アスコルティ
母の父:Danehill Dancer
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム

【京成杯オータムハンデキャップ】~騎手コメント~

1着5-10 アスコリピチェーノ(牝3、C.ルメール・黒岩陽一)
「スタート後、前へ行くにはスピードが足りないので、中団から後ろになりましたが、冷静に走っていました。これなら、良い脚が使えるなと、思っていました。外から位置を上げていき、直線ではいつも通りの良い脚でした。とても良い瞬発力です。夏を越して、馬が落ち着いて、乗りやすくなりました。これなら、距離を延ばしてもいいかなと思いますが、この馬はマイルでとても良い脚を使います。トップレベルのマイルでGIを勝てると思います」

(黒岩陽一調教師)
「春は結果を出せなかった中で迎える秋初戦で、結果を出さなければいけないと思っていました。パドックでは落ち着いていましたし、力を出せる状態だと思いました。ハンデや力関係、今日の馬場と、経験の浅い3歳牝馬にとっては難しい条件だと考えていました。しかし、結果としては、それらを克服して良いパフォーマンスで走り切ってくれました。今後のレースの選択肢が明るく広がったと思います。今後はゴールデンイーグル(オーストラリア)を予定していますが、スケジュールはおいおい考えていきます。気を引き締めてケアしていきたいと思っています」

2着8-15 タイムトゥヘヴン(牡6、柴田善臣・戸田博文)
「調教に乗って前回よりも状態が上がっているのを感じていましたし、中山の坂はプラスになると思っていました。よく頑張ってくれましたし、偉い馬ですね」

3着4-8 サンライズロナウド(牡5、横山典弘・安田翔伍)
「よく頑張っている」

4着7-13 セルバーグ(牡5、武豊・鈴木孝志)
「スタートがあまり速くなかったので、先入観をもたず、出たなりで乗りました。4角まで良い感じでしたし、こういうレースもできますね」

5着6-11 ジューンオレンジ(牝4、富田暁・長谷川浩大)
「ゲートから予定通りで勝ち馬の後ろくらいでいい雰囲気でいけて、流れも向きそうだなと思いました。馬は成長していますし、レースに向かっていくまでのテンションも良い方に向いています。本格化してきていますし、次に向けて言いチャレンジができそうです」

6着2-4 ディオ(牡5、岩田康誠・辻野泰之)
「まともに追えなかったですね。3角過ぎまでは良い感じだったのですが、4角くらいから進路が少しずつなくなって待たされてしまいました。一番勢いをつけたいところで踏んでいくことができませんでした」

7着1-2 ディスペランツァ(牡3、石川裕紀人・吉岡辰弥)
「好スタートを切ったんですけど、最初の100メートルあたりで前に入られて絞られてしまいました。そのロスが大きかったですね。馬込みでもしっかり走れたのですが」

8着1-1 カテドラル(牡8、荻野極・池添学)
「もっとスムーズならという内容でしたし、この年齢でも頑張っています」

同着9着2-3 キャットファイト(牝3、大野拓弥・上原博之)
「休み明けで体は成長分もありました。勝負どころでペースが上がらなかったぶん、結果的に外がくる展開に。今日は内枠があわなかったですね」

同着9着6-12 オーキッドロマンス(牡3、内田博幸・手塚貴久)
「久々のレースというのもありますし、距離も延びていたので。最後100メートル手前で伸びきれませんでした」

11着3-6 エエヤン(牡4、田辺裕信・伊藤大士)
「リズムは良かったですが、こういう速い時計で走ったことがない馬でしたからね」

12着3-5 ショウナンマグマ(牡5、吉田豊・尾関知人)
「もう少し前に行きたかったけど、周りが速かったですね」

13着4-7 キタウイング(牝4、黛弘人・小島茂之)
「スタートはイマイチでしたが、内側を走りたかったので内を走れたのは良かったです」

14着5-9 エアファンディタ(牡7、三浦皇成・池添学)
「長期休養明けを考えれば頑張ってくれています。この馬場で追走はきつかったですが、最後はまとめてくれました」

15着8-16 コラソンビート(牝3、丹内祐次・加藤士津八)
「うまく流れに乗れました。ただ、4角で手応えが怪しくなりましたし、直線も進路が狭くなってしまいました」

16着7-14 ドルチェモア(牡4、北村友一・高橋一哉)

推奨馬アスコリピチェーノ(①人気)は、スタートは互角も行き脚がなく中段後方9番手辺りを追走。3~4角辺りから促されて直線追い出されると反応良く、大外を回して前団を一瞬にしてのみ込み最後は流す余裕を見せてゴール!!

レースは、中団追走から直線で一気に突き抜けたアスコリピチェーノ(①人気)が、出遅れ後方から猛然と追い上げたタイムトゥヘヴン(⑭人気)に1.1/4馬身差をつけ優勝。さらにアタマ差の3着にサンライズロナウド(③人気)が入り、ヒモ荒れ決着??

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