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広告をしなくても広告効果を得ることはできる。

昨日はネーミングのプレゼン。
和やかな笑いとともに良い雰囲気で聴いてもらえた。プレゼンって空気感が大事よね。
シャカリキにこちらの想いだけをゴリゴリ行くんではなく、検討する段階から巻き込んでいく。それもこれも、プレゼンまでにたくさんのアイデアのトーナメント合戦をしているから余裕があって見えているからやれることなのよね。

さて、今日は提案しているキャッチフレーズの検討の打合せ。オンラインだ。
チョイスする視点や目的がクライアントとズレていると良いものが選ばれない。
事前に今回のミッションの再定義を共有する資料と前回の提案で絞られた案をその再定義視点から評価した資料を送っておいた。

なんだかんだ言っても選ぶのはお得意さま。
でも、たくさんの案を提案するとどうしても好き嫌いの視点に寄ったチョイスに傾いていくときがある。ネーミングやらキャッチフレーズなんかはハッキリ言って好き嫌い以前に明快な意図が必要。それを忘れてしまうと良い結果はやって来ない。ある意味、気持ちよく騙されてもらう気分を醸成しておかないとね。(笑)
で、オンライン会議が終わると三ノ宮へ。
こちらはリアルな会議だ。
一年やってきたプロジェクトがいよいよ予告から本番に突入する。
ついては、クライアントからいくつか宿題が出ているので、メンバーたちと休み前にオンラインじゃなくてリアルでアイデアを固めておこうと思う。


それが終わればゴールデンウィーク前の予定は終了!
気分的には寿司でもつまんで行きつけのBARで飲んで帰りたいところ。
ことしの前半というのか昨期というのかは、たくさん新しい傾向の仕事に恵まれた。
ずーっとブランディングを基調に長く付き合うことを前提にやってきた。だから新規の仕事を入れる余地があまりなかったし新規の仲間と出会ったり組んだりする機会もあまりなかった。でも、コロナとリモートワークのおかげでやり方を変えることができた。人見知りでリアルな出会いが苦手なワシもいまの時代だからできる新しいやり方に少しずつ合わせていけている。
ブランディングそのものがもうすでにそれだけで優位ポイントになれるものでもないので、他のクリエイターの介在を良しとしないじぶんひとりプロジェクト的なやり方はもうダメだと思っている。見え方やコンセプトという根幹はじぶんが担いながら、いろんなクリエイターと協働していくべきフェーズだと思っている。
ただ、クリエイティブディレクターやコンセプターとして、端から前ほどはじぶんの意見を強くは言わない。まずはぜんぶ飲みこんで咀嚼して栄養を混ぜこぜして吐き出すことを心掛けている。この年にして進歩。(笑)
ただフィールドが広がるぶん成功しないケースも出てくるだろう。いまは売り手市場から買い手市場になっているから、買い手の器量が試される。

いままでは成功からしか学べないというスタンスだったけど、これからは失敗からも学んでいくべきだろうと思う。
歳をとるのも満更ではないね。 
経験を疑って、経験を活かす悪知恵がついた。広告をずーっとやってきて、広告があまり見向きされない時代に、ちゃんと広告の発想をいかせている。広告をしない企業でも広告効果を得てもらえている。
広告しましょうではなく、知らないうちに広告をいかしているということかな。

「広告をしなくてもこうこくこうかをえることができる」

このテーについては、これから追々書いていきたいと思う。

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