アロハ通信#26 魅惑の毛糸玉 藤代敏江
とてもマイナーな趣味である。ハワイで編み物?セーターなんか編んでも着る事ないし、帽子も靴下もほぼいらないであろう。周りを見ても編み物などしてる人は一人も知らない。
でも、わたしは編むのが好きなのである。ただそれだけである。サマーニットやソックスを編むことが多い。
編み物好きが集まるSNSにラヴェリー(Ravelry)というサイトがある。世界中のニッターさんが集まっている。自分のアカウントを無料で設けることができる。なんて寛大なのだろう。
作品にふさわしい毛糸のチェック、パターン選び、データが豊富である。自分の作品を自分のページに乗せることはもちろんだが、他の人の作った物を見るのも楽しい。同じパターンを使って編んでいるのに、こうも出来上がりが違うか、と思う。ここではパターンを買うこともできる。全てすぐダウンロードできる。支払った直後からもう、編み始められる。なんて便利な世の中だろう。
毛糸はもっぱらネットショッピング。アメリカ本土はもちろんヨーロッパの国からも直接買うこともある。毛糸は見て楽しむ、触って楽しむ、編んで楽しむ、そして着て楽しむ、と楽しみをいっぱいくれる。かせ糸で買ったものは玉に巻かないと使えない。専用のかせくり機と玉巻機で毛糸玉にする。それも楽しい。巻かれてちょこんと鎮座している毛糸玉の可愛いこと。さて、次は何を編もうか。
ちなみに、毛糸、と書いてはいるが、麻や綿シルク、もちろん羊毛などなど、そしてそれらの混合糸などなど見た目も美しく肌触りもよく軽くて丈夫で優秀なヤーンが目白押しである。
編み物は心を癒す糸遊び子猫のような毛糸玉ふわり
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