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スペイン滞在記2019年9月27日セビージャならではのハプニング、大好きなバルペリカノにて

(別ブログに過去投稿した記事です。少しずつ移行中です)

自主練習1日目。
1年半前にも使用していたスタジオです。

その時は、近くのバルで鍵を預かってもらっているしくみで、
「ジャベ(鍵)、ポルファボ〜ル〜〜(お願いします〜〜)」
と声をかけていました。

今回も同じだろうと
「ジャベ(鍵)、ポルファボ〜ル〜〜(お願いします〜〜)」と
声をかけてみたところ、
「え〜、どの鍵かわからないな〜」とのこと。

なぜ!?!?
1年半前はあんなにスムーズに出してくれたじゃない!?

その他の鍵がいっぱい入っている鍵カゴから
それっぽい鍵を探そうにも見当たらない。

バルのWIFIのパスワードを聞いて
スタジオの持ち主の方に連絡してみるも
なかなか応答がない…(泣)

バルの主人アントニオさんは
いつもキビキビと働いていて、
非常に親切。
うろたえまくっている私のつたないスペイン語を
一生懸命理解しようとしてくれました。

バルペリカノ。このカウンター越しにおおわらわ

スタジオがある界隈は、
いつでもフラメンコの
アーティストや練習生がたむろしています。
何度もごそごそと鍵がたくさん入ったカゴに
手を入れて探してくれている
アントニオの口からも
「これはトロンボのスタジオの鍵で、
これはオルーコのだから違う…」
と、ビッグネーム連発です。

そして、バルの入口をふとみて、
「あ!オルーコ!!スタジオの鍵、知ってる!?」
と一言。

え?オルーコ?

って、あのオルーコ???

私もそちらを見てみると、
オルーコがお友達と談笑していました。

「ん?どうしたんだい?
あ、鍵ねー。う〜ん、わからないな〜!
そうそう、このスタジオはねえ〜…」

と、ゆっくりなスペイン語で気さくに
話しかけてくれ、
スタジオの詳細云々まで語ってくれたオルーコ。

でも、突然のスター登場に
私の頭の中は、!?!?!?マークがいっぱいで
対応不可能でした。

出てきた言葉はただ一言、
「グラシアス」。

まあ、いいか。

ここはスペイン。
今鍵がなくても、そのうちなんとかなるさと
カフェ・コン・レチェを頼んだところで
管理人さんから連絡あり、
無事自主練開始できました。

1年半ぶりに管理人さんに会えて話もできたし、
なんだかんだで、結果オーライ!

この猫にもまた会えた。お元気そうでなにより

スタジオを借りて自主練習するまでの間に
出来事モリモリのセビージャ。
大変だけれど、すべてが楽しい…。

夜はタブラオでフラメンコ観賞です。
つづく。



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