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どんどん規則が厳しくなる銀行との付き合い方

詐欺が横行して被害ケースが多くなっているハワイの銀行(どこでもそうだと思いますが…)。ルールがとても厳しくなっています。とりわけ送金詐欺があまりにも多く、遠方に住む方には本当に手続きが面倒になりました。

最近とっても困る状況とは。

1.ハワイに行けなくて小切手を現金化できない。

これは銀行のルールが厳しくなったから、ということではないのですが、アメリカの小切手が日本に届いたものの、ハワイに行けないのでハワイの銀行に入金できないというケース。

実は口座番号さえあれば第三者でも入金できるので、ハワイに信頼できる人がいれば、その人にお願いして口座番号を伝えた上で入金してもらうことができます。

でも、お願いできる人がいない…という場合、困ってしまいます。

小切手の有効期限は通常6ヶ月から1年間なので、有効期限内に換金する必要がありますし。

ハワイに行けないから日本の銀行で換金できないのかな、って思いますよね。

以前は海外の小切手を扱ってくれる日本の銀行は結構あったのですが、色々リサーチすると、ほとんど取り扱いを中止しています。

今のところ、アメリカの小切手を入金できる日本の銀行は、SMBC信託銀行。

2021年4月の時点で、海外の小切手を現金化できる銀行はここしかないようです。

2.本人が窓口に行かないと送金手続きができない。

もう、これが本当に困ります。本人が窓口に来ないと絶対に送金手続きしてくれません。

以前はメールやファックスで指示ができ、電話で本人確認して、送金オッケーだったのですが、今は全く対応してくれません。

ハワイの銀行にずっと賃貸収入が溜まってきていて、日本で資金がいるから送金したい、というお客様が結構いらっしゃるんです。

アメリカ国内であれば、オンライン送金は大丈夫です。

でも、海外へのオンライン送金は無理とのこと。

今まだ解決策を模索中ではありますが、法人口座の場合は、こういうことができるようです(銀行により対応が違いますので、必ず銀行に確認してください)。

ハワイ現地にいる信頼できる人に依頼して、口座にアクセスできる「サイナー」になってもらい、所定の書類を作成して銀行に提出します。(書類は送付すればいいので、実際にハワイに来なくても大丈夫)

銀行で、サイナー(つまり、この法人口座の小切手などに「サイン」ができる人、ってことですね)の追加手続きが完了したら、このサイナーに窓口に行って、送金手続きをしてもらう、という方法です。

面倒で時間がかかりますが、この方法だと、銀行に登録している役員本人が窓口に来なくても送金手続きできます。

とりあえず送金に関しては、どこの銀行もピリピリして非常に神経質になっています。

ハワイの銀行との付き合い方として、できれば口座開設時から日本人担当者と密に連絡を取っておき、こういったいざというときに色々相談するのがいいかと思います。

相談したからすぐ解決する、というわけではないですが、上記の法人口座からの送金手続きに関しての相談も、「サイナーを追加する形ではどうですか」と提案してくれたのが銀行側です。

どのビジネスでもそうですが、日頃から取引先と連絡を取っておくといいと思います。

。。。当たり前のことで失礼しました。。。

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