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ご近所付き合い 〜暗黙のルール〜

著:杏ワイルダー

日本の友だちやホームステイする学生さんがわが家に到着したとき、決まって驚きます。「家の前の通りに駐車していいの!?」って。

そういえば、日本では住宅街の通りに駐車するなんて考えられませんからね。売るほどたくさん実をつけている近所の家のマンゴーの木より、路上駐車のほうが驚きだったようです。


さて、わが家の近辺では路上駐車をめぐって、最近モヤモヤが発生しています。

どのスペースに誰の車を駐車するのかについては、月極契約などもちろんしていませんが、ご近所のみなさんは暗黙のルールに従っております。

コロナ禍ちょっと前から建て替え工事をはじめた斜向かいのお宅が、ようやく完成して、ご家族が戻ってこられました。夫婦と娘夫婦(赤ちゃん)、そして息子という家族構成ですが、6台の車と大型バイク1台を所有しています。残念ながらしばらくの不在で、これまで停めていたスペースが他の人に取られてしまいました。

うちの家の前の道路は、少しカーブになっていて、ここに車を停めると対向車が来たときに面倒なことになります。私もガラージから車を出すのにとても大変になり、先日は向かいの家のゴミ箱にぶつけてしまいました。

ご近所のみなさんは「ここには停めちゃいかん」をちゃんと守っているのですが、そのカーブに、みんなが困るそのカーブに、建て替えファミリー所有の大型SUVが常時停まるようになりました。しかも、2、3日停めっぱなしということも珍しくありません。

その建て替えファミリーですが、一家揃って「フレンドリーではない」というのも、われわれのモヤモヤを倍増させています。


ちなみに、ご近所さんの間で情報交換の目的でつくったチャットグループに、建て替えファミリーは参加していません。

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