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続・パイナップルに寄せて ご近所編(そしてガン見の癖を直したい)

著:御手洗ケール

パイナップルの啓示から数日後。

カイムキのベーカリーの2軒となりに、新しいショップがオープンしました。その名も「レッド・パイナップル」。これまでワード・センター内にあったおしゃれな雑貨屋さんなのですが、このほど移転され、めでたくご近所となりました。

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オーナーのナラニさんが厳しい目で選び抜いた、お気に入りのアイテムだけを集めたこのショップは、他にはないユニークなギフト探しにピッタリ。引っ越しにより、ワード店の4分の1の広さになったそうですが、その分目が行き届き、お客さんとも近い距離で気軽に話ができるので気に入っているとのこと。

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メイド・イン・ハワイのアイテムも豊富で、私も以前何度か出産祝いを購入したことがあり、思わぬニュー・ネイバーの出現にちょっとウキウキなのですが、一つ心に引っかかる出来事が。。。

まだ新しいご近所さんがレッド・パイナップルとは知らないとき、ナラニさんがベーカリー前に車を止め、荷物を運び入れているのを何気なく見ていた私。「見かけない人だな~」との視線に気づいたのか、運び入れが終わるやドアを開け、「ハロー!今度ご近所になるハッピーネイバーをよろしくね!」とさわやかな笑顔であいさつ。その瞬間に理解。わっ、私、またやってしまった?

目が悪いこともあり、ぼーっと見ているつもりが、それが人様から見れば「ガン見」レベルだと気づいたのは数年前。私の中では「ソフトに考察中」でも、相手はどうも何かを感じるらしく、悪いクセとして気をつけなければと思いつつ、今回も彼女の大人の対応で救われました。

1番恥ずかしかったのは、数年前、とあるレストランの順番待ちをしていたときのこと。少し離れたところでやはり順番を待っていたファミリーが、箱から何かを出して食べていたのをじーっと見ていたらしく(自覚なし)、彼らの順番が来たとき、女の子がやって来て箱を差し出し、「よかったらどうぞ」と言って去っていったのです。なんとそれは「バビーズの餅アイス」と呼ばれるもので、ライチ・フレーバーだったことまで覚えています。

一瞬意味がわからなくて、世の中には親切な人がいるものだと感謝したのですが、あとから考えてみると、どうも物欲しそうにガン見してたに違いなく…。本人は全然見えていなかったのですが、もしかしたら視線に恐れをなし、差し出しに来たのかもしれないと思うと、今でも情けないやら恥ずかしいやら。

以来ガン見の癖に気をつけていたのですが、今回も絶対痛い視線を感じて、睨まれていると思ったに違いありません。また失礼をやらかしてしまったようで深く反省。

カイムキは、独特の雰囲気のある町で、この雰囲気を守ろうと「Keep it Kaimuki」という町おこし的なムーブメントを展開しています。個性的なお店やレストランが並ぶ、ちょっとレトロでのんびりとしたカイムキを「いつまでもカイムキのままで」残そうというのが目的。とはいえ、オープンしたかと思えば、あっという間に去っていくビジネスもあり、生き残りはまだまだ厳しい状況ですが、新しい仲間もここで根を張り、ともに育って行くといいな。

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Red Pineapple
1135 12th Ave., Honolulu 
(808) 593-2733
www.redpineapple.net/
11:00am~5:00pm

Keep it Kaimuki
https://www.keepitkaimuki.com/



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