月下美人の花が咲きました
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月下美人の花が咲きました

ハワイ在住女子5人

著:御手洗ケール

英語ではnight-blooming cereus、またはqueen of the nightと呼ぶこともあるという月下美人。今年も7月の満月の週末に、見事な花を咲かせました!

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毎年7月に入ると、この花を見るためにソワソワしだす私。いつの頃かは覚えていないのですが、プナホウ・スクールの生け垣に、きれいな花が咲くことを知り、毎年7月になると、満月を目安に、毎晩つぼみチェックにでかけるのが恒例となっています。

プナホウといえば、ハワイを代表する名門私立学校の一つで、オバマ元大統領の出身校でもあります。学校の周りを囲む石垣の上に、サボテンのような植物がずらり植えられているのですが、このなんてことない生け垣が、7月から8月にかけて徐々に秘密の花園に変身するのです。

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年に一度、しかも一晩だけしか咲かない花、月下美人。それが一斉に咲くさまは、本当に例えようもなく美しく、ほんのり香る上品な匂いもまた格別です。静かな宵闇の中に浮かぶ白い花の群生は、異次元的な妖しささえ感じるのですが、どんなに写真を撮っても、その美しさ、神々しさ、神秘的な自然の驚異は写真からは伝わってこないのが残念。

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私はインパクトある正面より、やや横向きの角度が好き。

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数年前、エルビス・プレスリー主演の映画「ブルー・ハワイ」を見ていたとき、エルビス扮する主人公が、家業を継ぐのが嫌で、自立を目指し、旅行ガイドになるべく面接を受ける中で、「月下美人が見たいと言われたらどこへ連れて行く?」と聞かれ、「もちろんプナホウ・スクール」と即答する場面があるのに気づきました。

そんな質問あり?と笑ったものの、このちょっとしたシーンで、主人公がロコであることがわかる(見えませんが)やり取りになっていたのですね。

あとは、「クレイジー・リッチ!」にも、親戚友人を招待して開花の瞬間に立ち会うシーンが。プナホウの生け垣とは対照的な高価な鉢植えだったと思いますが、やはりあの瞬間に立ち会うことは、誰にとっても奇跡に近い出来事のような気がします。

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このたった1晩の奇跡に出会うには、地道なパトロールが欠かせません。行くたびに、同じように開花を楽しみにしている人たちに出会う率も高く、今だけ、学校に面したコンドに住んでいたらどんなにすてきかしら、と思うのでした。

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エルビスも、オバマ元大統領も、この瞬間を実際に目にしているといいのだけれど。


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ハワイ在住女子5人
ハワイ在住20年以上の女子5人(六甲茂子、御手洗ケール、リビングストンジョナ子、ワイルダー杏、かまる)がハワイの現状や裏側のあれやこれやをつづります。ハワイの「今」を知ることができるはず。