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歩道橋記念日

著:御手洗ケール

気がつけば、かなり久しぶりの投稿となってしまいました。3月末に愛猫が亡くなり、彼女のこともいつかは書いておこうと思いつつも、心がまだ色々な思いを引きずって、書くことが少し億劫になってしまったこの2ヶ月でした。

でもここ数年(と書いて思わず笑ってしまいましたが)、ずっとやりたかったことの一つが、つい最近とうとう実現したので、そのご報告を。

ずっとやりたかったこと、と言っても、何を隠そう、それはいつもバスの中から見ていた歩道橋を渡ること、です。


日本では見慣れた歩道橋も、ハワイではかなりレアな存在。私の狭い行動半径の中では、多分2箇所くらいしか思いつきません。

ハワイでも道を渡るのは、信号がメインなのは言うまでもないので、構造上、信号を作れないところに橋をかける、という感じ。まぁ、歩いている人もそう多くはないので、歩道橋自体そんなに必要性がないのでしょう。

ここ数年、ある種の憧れを持って眺めていたそれは、カハラモールのすぐ手前、フリーウェイの出入り口近くにあります。

この標識のすぐそば


ある晴れた日の午後、その日は突然やってきました。降って湧いたように出来た空白の30分間。またとないチャンスと思い、実際にその道を歩いてみると、道の延長として道路の上に橋を渡しているので、かなりごつい印象です。


ドキドキしながら渡り始めると、今まで人の姿なんて見たことなかったのに、この日に限って、ご近所に住む方とおぼしき利用者が反対方向に現れ、プチパニックに。まぁ、利用するためにあるのですから、当然といえば当然ですが。

こちらは挙動不審になりながらも、平常心ですれ違ったのですが、使い慣れていないのを見透かされるようで、更にドキドキ。まったくなんてアドベンチャーなんだ。

次にいつ渡れるかわからないので、数回往復する予定だったのに、人とすれ違うことを予測していなかったため、早々に切り上げてバス停へと急ぎ、バケットリストの一つが達成されたことに安堵したのでした。

遠出は当分無理だけど、近場でもこんなにドキドキできることがあるのは新しい発見でした。ハワイもこれから夏本番、さて次は何をしよう?

晴れた午後には遠くココヘッドも見える🎵

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