見出し画像

育休から復職後、大変だったこと/よかったこと

今年度も残り1ヶ月。この時期、復職を控える育休中のママさんは、4月からの新しい生活に、不安と期待(不安の方が大きいかな?)が入り混じる複雑な心境・・・という方も多いのではないでしょうか。
私は現在、第二子の育休中ですが、第一子は生後6か月で保育園に預け、復職していました。復職してから大変だったことや良かったことなどを振り返り、備忘録を綴ります。(あくまで、私個人の感じ方です。)


生後6か月で保育園デビューした長女

長女は、9月生まれ。生まれてくる前は、1歳になる前に0歳クラスへの年度途中入園か、1歳クラスの入園かな~。とか、悠長に考えていましたが、産後、市役所に保育園の入園について詳細を聞きに行くと、1歳クラスの倍率の高さに愕然。その為、0歳クラスの応募を決め、晴れて第一希望の保育園に内定を頂いたので、生後6か月半で保育園デビューしました。
(その時の記録は、別記事に記してあります↓)

0歳児育児しながらの復職、大変だったこと

生後6か月で保育園に入れてしまう事への寂しさや不安はありましたが、当初はリモートワークだった為、呼び出しがあってもすぐにお迎えに行ける状態だったのは、早期復職の後押しになりました。
それでも、育児と家事・仕事の両立は、慣れない事も多いだろうと、自分自身のキャパを考慮して、6時間の時短勤務で復職させて頂きました。
いざやってみると、やはり出産前とは違うっ!と、カラダ(体力)とココロの変化に戸惑ったものでした。
復職後、大変だった(しんどかった)ことを3つ選ぶとしたら。

1.子供の体調不良オンパレード

「保育園の洗礼」とは聞いていましたが、ここまでか・・・と。( ̄▽ ̄;)
保育園に通い初めてから、とにかく病気のオンパレード。コロナ禍真っ盛りの時期でもあり、がっつりコロナにも罹患。その時の記録は別で記録(↓)してありますが、コロナ以外にも、これまで聞いたことのないウィルスをたくさんもらい、ほぼ毎週病院に通っていた時期もありました。
子どもがもらってくる感染症。なんと、大人も感染したりします。看病していたら、自分や旦那もダウンしてしまったり、アンコントローラブルな事がたくさんありました。「仕事、続けられるのか?」自問自答の日々だったなぁ、と。(汗)

因みに、長女はコロナ罹患後くらいから、喘息が出るようになってしまい、発作が出ると真夜中に車出して救急に駆け込んだりします。これまでに、救急車にお世話になった事も、入院した事もあり、今は毎日吸入器で吸入しています。

2.実質ダブルワークで、毎日へとへと

デスクワークと体力仕事の2つの仕事を掛け持ちしているような状態の毎日。高齢出産後のカラダには、なかなか堪えます。(苦笑)
朝、体力仕事をひと仕事して。そこからデスクワークを6~7時間。そこからまた体力仕事に戻り・・・寝る。そんな感覚でした。
復職してから夜泣きが始まったり、体調が優れないと夜通し泣いたりする長女。慢性的な寝不足が、更に追い打ちをかける感じで、とにかく毎日へとへとでした。( ̄▽ ̄;)
そのためか、あまり集中できなくなっていたり、活字が頭に入ってこなかったり、記憶力がかなり低下していたり。時間との闘い!なのに、効率よく業務を進めることができずにいました。
これについては、後に「マミーブレイン」という言葉を知ったのですが、当初は言葉にうまくできないけど、なんだか上手くいかない、みたいな状態に焦りを感じたりもしました。

アメリカでは、出産を経験した女性の脳を「マミーブレイン」と呼び、頭の働きが鈍くなるという認識が20世紀以降から強まり、実際に妊婦の脳は一時最大で 7 %萎縮することが報告されている(ロンドン医科大学院・K. Ellisonによる報告)。

平成27年度国際交流助成(海外渡航) 公益財団法人中山人間科学振興財団活動報告書 2015

「社会脳のヒューマンサイエンス」 中川 秀紀 東京電機大学工学部

3.対仕事へのモチベーション変化

まず、自分の中で「仕事」の優先順位が変わりました。「子ども」が最優先になるわけです。
子どもの事だけでも、考えること/調べることがいっぱい。仕事で新しい事を積極的に学ぼう!というところまで気力が回らなくなり、仕事における成長/発展意欲が低下していました。(苦笑)また、興味関心の領域も変わったことに気づきました。
会社勤めをしていると『目標管理』というのがありますよね。これが、結構苦痛でした。(苦笑)
今の自分にできることを一生懸命やらせて頂く、これじゃダメなのか?と。スキルアップを目指し続けなればダメなのか?と。そんな疑問を抱いていました。(人材開発担当/マネージャー、ごめんなさい。(苦笑))

復職する前は、よし!がんばろう!と思えていたのが、実際にやってみると、不慣れさが故か、また自分自身の変化故か、おそらく色々な事が重なり、とにかくしんどかった・・・というのが、最初の復職の印象です。(ちょうど復職してから1年経つ頃に、2回目の産休に入りました。)

0歳児育児しながらの復職、よかったこと

もちろんしんどいだけではなく、よかったこともあります。

1.社会に属している感覚取り戻せる

育休中は孤独になりがち、とよく言われますが、私自身は「孤独」とまでは感じなかったものの、やはり視野はかなり狭まってしまいます。
家事・育児を繰り返す毎日。0歳児相手なので、まだ言葉も出ないですし、旦那以外の人と話していない、という日がほとんどでした。
復職することで、必然と職場の同僚や上司とのコミュニケーションが増え、自分も社会の一員なんだ、という感覚が戻りました。
母であり、妻でありという家庭における自分と、会社員である自分。いろんな顔を持てる事は、自己肯定感のアップに繋がったと思います。
何より、仲良しの同僚と久々に話ができるのは嬉しかったですね。

2.子供がより一層愛おしく感じる

育休中は、ずっと同じ空間で過ごしていた我が子。それが、1日のうちの1/3くらいの時間、離れ離れになるのです。寂しいです・・・。(涙)
復職直後、会社から保育園にお迎えに行った時、涙を堪えていた時期がありました。(;^_^) 毎日、お迎えに行くのが楽しみで、待ち遠しくて、そのためにがんばる!という感じでした。
いままでは、ずっと一緒にいるのが当たり前だったのが、そうではなくなると、子どもと過ごす時間が一層大切に感じるし、子どもも一層可愛く感じます。(親バカ万歳っ!)子どもと過ごす時間の使い方を考えるようになりました。

3.ひとりの時間が持てる

子どもが生まれてから、なかなか完全にひとりの時間を確保できなくなりましたが、出社の日にはランチの時間を持てたりするようになりました。
出産前は、ランチ時間なんて当たり前の何ともない時間だったのに、産後復職してみると、このランチの時間が、めちゃめちゃ貴重な時間になりました。ときには、同僚とお昼を食べに行ったり。ときには、自分ひとりで子どもと一緒だと行けないような「うどん屋」でうどんすすったり。家事からも、育児からも、仕事からも離れ、ほんの少し自分の時間を持つことができました。
出社の日は、通勤時間も一応ひとり時間。(笑) 私は、通勤に片道1時間半くらいかかってしまうので、この時間にネットで買い物を済ませたりしていました。ただ正直、通勤はやっぱり、体力も消耗するし、時間効率が下がるな、と感じてしまいます。(苦笑)

「しょうがない~」精神大事

初めての育児。初めての仕事との両立。だからこそ、ちょっと気負っていた部分があったと思います。
復職先も、よかれと思って成長できるポジジョンを用意してくださった会社に、期待に沿えるようにやれる事はやろう!と。
それなのに、アンコントローラブルな事ばかりで、周囲にも迷惑かけちゃうし・・・って、疲れちゃったんですね、わたし。(苦笑)
実際、復職後に業務内容や量に関しては、調整をお願いしたり、相談したりもしてきました。(マネージャーに感謝!)

一度経験してみて感じたことは、いくら事前に「すり合わせ」をしたり、想像したり、理想を描いても、自分ではコントロールできない事が必ず発生する。その度に「あぁ~」と焦ったり、落ち込んでいては、身が持たない・・・な、と。( ̄▽ ̄;) 頭の中で描く事、予定する事、それはとても大切なんですが、それが思い通りに事が運ばない時には、「しょうがない~」「今は、そういう時期なんだ」などと割り切ってしまう事、これもとても大切だと思っています。(私は)

2人目出産のとき、助産師さんに「あまり先のこと考えずに、『今』を一生懸命こなしていくと、いつの間にか子ども達は育っているから。先のこと考えても、思うようにならない事がほとんどだからね。(笑)」と声かけてもらったのですが、めちゃめちゃ沁みました。(;´∀`)

0歳、1歳、2歳くらいまでは、子どもだけでは自分でできない事の方が多いし、がんがん病気するし・・・。でも、子どもも成長していくので、きっとそのうち今ほど手がかからなくなるのだと思います。(まだ未経験)
状況は変化していきます。自分自身もきっと変化していくことと思います。
母になった今、「柔軟さ」って大事だなと感じています。

復職直後は、慣れない事も多いかもしれないですが、だんだんと慣れてきたりもします。
思うように動けなくても、「今」を一生懸命過ごしていくと、気づかないうちにキャパも少しずつ広がって、『人』として成長はしていくんじゃないかな、と思っています。

でも、どうしても辛い、しんどい!時は、一人で抱え込まずに、上司なり、同僚なり、人事担当なり、旦那さんなりに相談したら良いのだと思います。
子どもがいる今、このカラダやメンタル状態は、自分だけの事ではなくなった・・・と、私は考えています。子どもと笑って過ごすには、私自身が元気でいなければ。
だから、家事・育児も仕事も自分自身が「良好」で居られる状態を自分が創っていかねば!と思うのです。私も、自分自身の次の復職に向けて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?