方言ミュージカル「ヒーヌムンの生まれた海」稽古日誌#1

稽古が始まりました。
参加者と共有したいのと、僕のやってるWSのアーカイブになるように、ここに書いておきます。
登場するエクササイズはこれまで本やどこかで知ったものだったりします。面白そうだなと思ってくださった方はぜひやってみて下さい。

2020年10月2日【顔合わせ】

参加者に台本が配られました。
実行委員会、参加者が集まり、あしびの郷のリハーサル室で行われました。
実行委員長のあいさつ、公演をすることになった経緯の説明、稽古スケジュールの確認、上演作品の内容について金田一央紀からの説明、その他コロナ対策や稽古時の注意点などを共有して、顔合わせは終わりました。

2020年10月5日(月)稽古初日
19時から21時 於:あしびの郷ホール・リハ室

クツ、マスクなどを着用の上で、ホールの舞台で稽古は始まりました。

名前を覚えるよ!!

「本番で名札を胸に着けているようなことは絶対に起こらない。必ずみんながみんなの名前を覚えないといけない」という考えのもと、名前を覚えるゲームをしました。まず輪になって、全員が自分の呼んでもらいたい名前を言っていきます。
Lv.1:「名前を呼びまわす」……Aさんが、Bさんの名を呼びます。名を呼ばれたBさんは挙手して「はい」と答え、続いて任意のCさんの名を呼びます。これを続けます。山手線ゲームのリズムに乗せてやると、テンポよくできます。
Lv.2:「呼んでくれた人と、呼ぶ人の名を呼びまわす」……Aさんは、Bさんの名を呼びます。呼ばれたBさんは「Aさん(呼んでくれた人)、Cさん(次に呼ぶ人)」とこたえてCさんを呼びます。Cさんは「Bさん、Dさん」と、Dさんは「Cさん、Eさん」と続けていきます。山手線ゲームのリズムでやると楽しくできます。
Lv.3:「呼んだ人の所に行くから、呼ばれた人はだれか呼ばないとだめだよゲーム」……AさんがBさんの名前を呼びます。Bさんが「はい!」とこたえると、AさんはBさんのいる場所へ歩いて移動していきます。BさんはAさんが自分のところに来る前に、次の人(Cさん)の名前を呼びます。Cさんが「はい!」とこたえて、BさんはCさんの場所へ歩いて移動していきます。これをどんどん続けていきます。

ダンスはAnother Oneの泉先生によるプログラム。
足腰のストレッチと、基本のリズムを踏んでいきました。

ランダムに歩こう……
1:舞台の上をだれにもぶつからないように、ランダムに歩いていきます。
2:自分の手を振り回したくらいの空間を自分の安全地帯と思い込んで、他の人たちの安全地帯とぶつからないように歩いていきます。
3:歩いているときに他の人と目が合ったら、ハイタッチをします。
4:ハイタッチをする代わりにお互いの安全地帯が重なり合うのを感じながら歩いてみます。
5:手を叩いたらストップします。
6:手を叩いたら目をつぶってストップして、誰がどこにいるか指さしてみます。
7:ボールをパスしていきます。ボールを投げて、相手が取れなかった場合、ボールを投げた人がアウトになって、フィールド外に出ます。ドンドンボールは増えていきます。うまく繋げていくためにはどうしたらいいか考えながら、何度か繰り返します。

遊んでいるうちに、21時になったので以上。

2020年10月8日(木)稽古2日目
19時から21時 於:あしびの郷ホール・リハ室

ランダムに歩こう……
1:ストップ。目をつぶってストップ。
2:ボールパス回し

ダンス……
ストレッチ、ウォーミングアップのための振付、基本ステップ。

Yes, Andのルールをカラダで知る……
これから、みんなで話し合いながらシーンを作っていきます。そんな話し合いのルールとして、「Yes! and~~」を覚えておいてほしいのでした。
そのためにやったことは2人1組になってやるシミュレーションです。
1:Aが「~~やろうよ!」といって Bは「やだ」と言います。それを永遠繰り返します。きっとAさんはBさんのことを殺してやろうかと思うくらいネタが尽きてくると思います。
2:Aが「~~やろうよ!」というと Bは「いいね!」とだけ言います。きっとAは悪い気はしませんが、やっぱりネタは尽きてくると思います。
3:Aが「~~やろうよ!」というと Bは「いいね、それから~~やろうよ!」と言います。Aはさらに「いいね!それから~~やろうよ!」とこたえていきます。やってみて下さい。面白いことに、どんどんやることが出てくるはずです。
今後、グループでなにか話し合いながらやる時、「いいね!それから~~やろう!」の姿勢を忘れずにいてくださいね。 ということをやってました。

そうこうしていたら21時。これで終わり!

2020年10月12日(月)稽古3日目
19~21時 於:あしびの郷ホール・リハ室

発声の基礎
呼吸をしてみる
……仰向けになって、お腹や胸、背中に空気を入れて、吐きだしてをします。いろんなところから空気を吸って、いろんなところから吐き出していきます。

声の響く場所を意識してみる……まずはあくびをします。次に、顔のいろんなところを震わせて音を出してみます。鼻、唇、オデコ、頭のてっぺん、口の中、軟口蓋、のど など、「あー」と無理のない声を出した時に震える場所を感じながら、声を出していきます。続けて、顔の前を震わせてみる、2m先を震わせてみる、10メートル先の客席に届くように「あっ!」と喉を使わずに声を出す。お腹の空気を一気に口から吐き出して、狙ったところに声を届かせてみる。

滑舌のためのエクササイズ……いわゆる「あいうえお・いうえおあ・うえおあい・えおあいう・おあいうえ」のエクササイズをする。まずは一つ一つの音を出した時に身体のどこが震えているか、自分の体を触りながら確認する。つづいて、1行を一息で言えるようにする。

ダンス……ストレッチ、ウォームアップ、基本ステップと、ちょっとレベルの上がったステップの習得

フォーメーションWS……僕は勝手に「魚鱗のエクササイズ」と呼んでる。
5人一組になって、正五角形を作ります。全員が同じ方向を向くと、誰かひとりが先頭になります。先頭になった人がリーダーになって、他の4人はリーダーのマネをします。リーダーになった人は、好きなように歩きます。他の4人はフォーメーションを崩さないようにリーダーのマネをしながら歩きます。次にリーダーは歩くのをやめて、その場で方向を転換します。そうすると全員が方向転換をしますね。で、そうなると、先頭の人間が変わります。先頭になった人が次のリーダーになって歩き、他の4人はリーダーのマネをして歩きます。これを永遠に続ける、という団体芸です。

稽古の最初にフェイスシールドが配られました。マスクかフェイスシールドか、稽古中はこれを装着して行います。
さらに、今まで配られていたのは東京弁の台本だったのですが、さらにえらぶの方言訳の台本が配られました。
いつ台本の本読みが行われるのかなと、きっとみんな思っているかな。。そろそろやろうかな。

以上です。さ、次は何しよう。

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