その気にさせる対話術
リアル商人の仕事の一つに「お客様をその気にさせる」という役割があります。
その気にさせる
って言うと、まるで相手をそそのかしているように捉えてしまうかもしれませんが、そういう意味ではなくて、その気にさせる対話術は、
相手の状況をよく理解してサポート役に徹することが大切です。
例えば、自分がワインを売る店で働いていたとする。店には自分にとってどれもオススメのワインばかり並んでいる。お客様に「どれが一番美味しいんですか」と尋ねられた。あなたならどう答えますか?
僕だったらこう答えます(今まで一度もワイン売ったことないけど)。
あくまでその人をよく観察した上での対応になりますが、言えそうな状況だったら
「ちなみにパッとみてどれが一番美味しいと思いますか」
ってまず質問返しをする。そして答えてくれたらすかさず
「正解です!すごいですね!どうしてこれだと思ったんですか?」と、また尋ねる。そして、その人がその商品を選んだ理由を伺い、そしてまた、答えてくれたことに対して労う。
そして僕はこう続ける。
ちなみに言うと、お選びになったこのワインは特にこう言うシーンにオススメです。今日はどんな気分ですか?もし、今日がそんな気分のであればぜひ!それと、こっちのワインはこんな時がいいですよ。
という感じかな。
その気にさせる対話術での、「相手の状況をよく理解してサポート役に徹する」とは、
相手の今の気分を大切に接客すること
相手の話をよく聴くこと
相手の行動を労うこと
相手のこの先のことをよく考えて提案すること
相手に選んでもらうこと
相手の今の気持ちを育みながらより良い暮らしに貢献する、それがとても大切なことなのです。
ただこれは、当然ワインの専門知識があってのことなので、くれぐれもその辺はご注意を!
僕はワインは売れませんが、ワインのあるココロオドル暮らしは提供できる美容師です。
mahalo!!!
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