アメリカの医療システムから見えるもの

内容は題名ほど 深くはないので 期待しないでください。
現在ある 医療システムは 1900年ごろに 作られたという。
もともとは 薬草を使う自然医療や 東洋医学などを 教えていたようだが
1900年ごろ ロックフェラーとカーネギーという二つの財団が 医療学校にアプローチして これからは 医薬品を主流とした医療システムを作るので それに沿った教育を行うのなら 補助金を出そうと持ちかけた。
その持ちかけに 参加しなかった学校は のちに 財政困難に陥り 消滅していったという。
それが アメリカ医療システムの始まりだ。
だから 今あるシステムは 計画通りに進んできた 当然の結果なのだ。
鍼灸治療は 長い間 認められていなかっただけではなく エイズが流行した当時 薬草を処方していた鍼灸師は ことごとく 事務所荒らしに遭うなどの 嫌がらせに遭い 難を逃れるように クリニックを閉鎖したり 住む場所を追われた。
医療保険でカバーさせるようになったのは それほど遠くない。

最近 SNSで見かけるのは 現システムの土台作りを行なった いくつかの 
某有名大学が 薬草専門の教育を始めるという広告だ。入学者は学費免除とまで 言っている。
ヘルシー志向の若者たちが こぞって大学の事務所に連絡をとっている様子が
コメント欄から うかがえる。
大麻を違法薬物に指定しておきながら 登録制にして 医療目的で 解禁したのと やり方が 少し似ている。
漢方医のような存在を 追い出しておいて 今度は そうした専門家を育てる側についている。
これは 医療システムの世界だけで 起こっていることではない。
世界を変えるには 若い世代に 影響を与えるだけでいい。
時が経てば その世代が 社会の担い手になる。
SNSは ある意味 そうした世代の 才能ある人たちの発掘に 一役買っている。フォロワーの多い インフルエンサーを使えば 情報の伝達が速い。アメリカで話題の元々は 糖尿病患者への処方箋が ハリウッドの女優の “痩せた”の一言で ビッグビジネスにつながっている。なぜなら 糖尿病と診断された人には 保険が適用されるが 診断書がなく使用する場合、注射一回が 千ドルだと聞いた。知り合いで 急に痩せた人が 最近 家賃滞納で 追い出されたが 仮に この注射をどんな頻度でかわからないが 打っていたとすれば 家賃など 払えたものではない。
が 痩せたことに その人は 幸せを感じているだろう。

1900年ごろ 根回しが始まった 現在の医療システム。あらゆるデータを解析し
更に 計画を練って 細部にわたり 隙間なく儲けるための システムが完成した。わずか 100年足らずで ここまでできたのも これまた 植民地時代の
データがあったからだろう。根こそぎするやり方。元々あった記録を消去するやり方。そして 元々あったものを再利用する場合は 自分たちが言い出しっぺで功績を得るやり方。奪われることへの巨大な恐怖心がなければ ここまで支配に執着しないだろう。
世界は一つで人類は皆兄弟だが その一つの世界は 多様であり また親しき中にも礼儀があるべきだ。
が 生命は環境により変化するもので スマホやタブレットが身の回りにある
環境に暮らすと いやでもそれらが自分の一部になるだろう。
それを 頻繁に使用する人の指や手は それがなかった時代の人のものとは 形状に変化が見られるし 可動域も狭い。体は 使わなければ退化するし 使う部分は 発達する。
そう考えると コンピュータの出現、更にスマホの出現は 人類のAI化に自ずと続いている。


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