しょうこmeetsニンジャそして現在

本編じゃないところからニンジャスレイヤーに入る人は多いようだ。わたしもそのひとり。

最初は当時フォローしていたあるbotのつぶやきだった(今探したらなくなってしまったようだ)。カードゲームアニメが元ネタのbotなので、ゲーム対戦をする際のマナーについて注意喚起するツイートを定期的につぶやいていたのだ。
で、彼いわく、対戦を始める前の挨拶はこう。
ドーモ、●●=サン。○○です。

妙な言い回しなのでなにか元ネタがあるのだろう、と思ってグーグル先生に尋ねてみたところ引っかかったのがニコニコ大百科のニンジャスレイヤーのページだった。

それをきっかけに…と言いたいところだが実は違って、そのときは「ふーん、アメリカ人の勘違い日本の何かなのね」とスルーした。相当流し読みしたらしく、ツイッター連載ということも、そもそも媒体が小説だということも全部スルーした。

じゃあなんでヘッズを自称できるまでになったのかというと、実のところよく覚えていない。ただ、いつものようにツイッター廃人生活を営んでいたわたしはある日突然ニンジャスレイヤーの存在を思い出し、あらためてググり、そして決意した。

そうだ、ニンジャスレイヤー読もう。

本当になにも理由を覚えていないし、とくにトリガーもない。強いて言えば天啓である。

ところでわたしは外堀を固めてしっかり準備運動をしてから沼にダイブするタイプなので、なにを読むにせよ観るにせよ、まず下調べを入念にする。なのでまずニコニコ大百科の記事を読んだ。たぶん10回くらい読んだ。忍殺語のページは20回くらい読んだ。それからニンジャスレイヤーwikiに移動し、やはりコトダマのページを20回くらい読んだ。(トンチキ加減に無限に笑えたので無限に読んでいられた)。部紹介のページと、メインキャラの紹介ページも熟読した。
知らない人がいたらこの機に覚えておいてほしいのだが(嘘です覚えなくていいです。あとここ読んでて知らない人いないと思う)わたしは逃げも隠れもせぬダークニンジャ推しであり、たしかキャラの個別ページ読んだ時点で彼にオチた。ネタバレとか開けてないけどオチた。人気投票36位とかやたらチョコ送られてくるとかそういう情報しかないのにオチた。はえーよ。
わたしは孤児キャラに目がないのだが、卵が先か鶏が先か、わたしの中には孤児アンテナとでもいうべきものが内蔵されており、たとえば当期アニメのチェックのために公式サイトを巡回してキャラ紹介のページを開くだけで「あ、こいつ孤児だな」というのがわかる。精度はだいたい正解率8割程度。たぶんそれのクロールに引っかかったのだと思う。

これで準備はととのった。できるだけ当時のヘッズが味わったものを追体験したかったので、掲載順に読むことにした。なのでわたしが最初に読んだエピソードはゼロ・トレラント・サンスイである。

ここからは怒濤だった。なにこれすげえ面白え。何だかよくわかんないけど面白え。funnyという意味でもinterestingという意味でも面白い。止まらない。

止まらないので、まず睡眠が犠牲になった。のちに睡眠障害を患う人間が何をと言った感じだが、深夜まで読み、早朝から読んだ。たぶん徹夜もしている。
次に入浴を怠るようになった。もともと風呂に入るのをものすごくめんどくさがる方なのだが、それでも毎日ちゃんとやっていたそれをかなぐり捨てた日があった。汚い話ですみません。
ちなみに食事はもとから雑だったのでとくに被害を被っていない。

ともかく、日常生活に支障をきたすくらいまで読んで、読みまくって、リアルタイム連載に追いついたのが2014年秋のこと。ショック・トゥ・ザ・システムの#5、マスターマインドとニンジャスレイヤーのイクサの真っ只中であった。

そこからはほぼ全エピソードにおいてリアルタイム更新を追いかけている。忙しくてセルフ管理メントを重点しなければならない時期があったり、不眠症状の治療をしていたりしたため3部・4部には一部追いつけていないエピソードがあるが、本文を読むことそのもの以外にも楽しみのある読書体験というのはとても稀有で、よいものに出会えたなあと思っている。
とくに印象深く覚えているのは、HMC2の後の帰宅困難者懇親会(仮)でバー?夜カフェ?とにかく酒の飲めるいい感じのお店に集っていた時にスリケンが飛んできて、それがよりにもよって第三のアカウントからフジキドがエントリーしてくる時だったことだ。エッ?ナンデ?!なんだこれは?!と全員で狼狽した覚えがある。そんな体験ができるのもニンジャスレイヤーならではだ。

余談だが、リアルタイム更新に追いつく前まではもともと持っていたTwitterアカウントでセルフ実況行為と感想行為をしていた。だがそれを続けているうちにみるみるフォロワーが減っていった。10人単位で減った。フォロワー母数が200程度、そのうちbotが3割くらいのアカウントなので結構な割合になる。
何がいけなかったのだろう。未だにわからない。
それで作ったのが現在運用しているニンジャ専用アカウントである。

さて、現在のヘッズ活動としては、ときたまこんな風にニンジャスレイヤーについて滔々と語ってみるのとか、ロゴTを作ってみたりだとか、ウキヨエを描いたり、テキストカラテをしたりしている(ただ最近はあまりできていないので、そのうちまた精力的に活動してみたいところである)。
また、ニンジャ学会発起メンバーの1人でもある。というか、このまとめによるとわたしが言い出しっぺだったようである。893号に論文、894号にコラムを載せたほか、本文編集も担当している。次号にはまた論文を載せたい。
個人でウスイホンも出した。非合法商業施設の本、猥褻があるのとないのとだ。ニンジャ収穫祭にも参加し、そこでもフジオ重点のなんかを発行してみようと思っている。

とまあ、わたしはそんなヘッズです。今後ともよしなに。

お小遣いください。アイス買います。