最後の授業?

 本年度は転勤早々6年生担任、学年主任をしています。
 この時期になって思うのは、「最後の授業」なるもの。
 「子どもたちに何を伝えようか」
 「思い出に残る授業にしよう」
と色々考えるわけです。今年度も、そうなのですが、ちょっと私の考えが変わってきました。
 「こちらが無理に授業をしなくてもいいなあ。」という思いになりました。

 特に、今年度は、「自分たちで学びを進める」ことを中心に学級経営をしてきました。私がいなくても、授業は進みます。1つ課題を出したり、ゆさぶりをしたりすると、話し合いが始まり、熱気がどんどん上昇していきます。
 私はあくまで、コーディネートやファシリテートするだけで良かったのです。
 
 ここで、勘違いをされる場合もあるので、確認です。
 子どもたちに任せる授業、例えば自由進度学習もそうですが・・・。
 教師が全く出なくて良いと言うわけではありませんね。
きちんと1人1人と対話し、必要とあらば導いていく、そして、まとめ(どれくらい理解しているか)も教師がしていきます。それが自由進度学習にも必要であると感じています。
 「自由進度学習は、教師が何もしないから楽だね。」「丸つけをしよう。」と言う声も聞いたことがあります。何も分かっていません・・・。
 自由進度学習ほど、教育技術が必要とされる学習方法はないので・・。

 話はそれましたが、そのような子達なので、最後の授業は、伝えたかったけれど、まだ伝えていなかったことを、子どもたちの話し合いを中心に進めようと思います。
 テーマは、「原爆被害者と森重昭さん」「ハンセン病について」を考えています。1時間ほどで、2つのテーマを考える。ちょっと無茶かもしれませんが、あの子たちならできます。

 残りの時間は、みんなで楽しいレクなどをして、過ごそうかと思います。
 「なんか知らんけど、楽しかった!中学校も頑張るわ!!」
 そのくらいがちょうどいいのかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?