マイナンバーカードの不具合   2023/7/28

① 河野大臣は、メーカー側の言い訳を代弁しているだけではないのか?・・実情を把握するだけの能力がないように思われる・・

例えば、システムに何らの欠陥もない・・としつつ、ログアウト忘れが原因による誤登録が生じることを認めている。しかし、ログアウト忘れが誤登録に結び付くシステムこそ欠陥システムであることさえ理解できていない・・また、本人確認のためのフリガナを付けることで、他人への誤登録を防ぐことができるようになる・・と手柄のように言うが、そもそも、そうしたことは初歩的で基本的な不具合を生じさせないための必須条件を満たすための作業であって、そうしたことも考慮されていないシステムこそ欠陥システムであることが自覚できていないことに驚くとともに、そうであるからこそ泰然自若とも思える態度での対応ができるのであろう・・

解りやすくいえば、欠陥がないシステムとは、悪意でもって誤登録をしようとしてもできないシステムをいうのである。そうしたシステムを構築するために血税を使っているのである。


② 今回のマイナンバーカードのシステム開発に関し、国はシステム開発に関し、下請けへの発注を認めていたのか否か・・下請け企業への発注を認めていたのなら下請け企業の規模・実績・国籍などの条件をどのように定めていたのかを、今後の対応策を図る上でも明らかにすべきである。

また、下請けへの発注をしたのかどうか・・下請け発注をしたのならどこの企業に下請けさせたのか・・その企業も含め、今回受注企業とその下請け企業に対して今後も発注を継続するのか否かを討議すべきであるが、そういった意見や危機感が国会からは感じられない。


③ 今後、国のシステムを開発するに際し、基本的な条件として、システムの操作の簡易化やミス防止のためのチェック機能、国のシステムとして運用している他のシステムとの連携性などを必須条件としなければ、デジタル化本来の効率化を図ることができない。こうしたことは国家が使用するシステムとして最低レベルのハードルであり、後進国がシステム開発を依頼する場合にも、当然に付けてくる最低限の条件であるといえる。

この国のあまりにも杜撰な国家運営にあきれるとともに、国家没落の加速度を感じずにはおられない。


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