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君に降る雨

がさ、がさがさと山を登る音がした。
ミユキは、「はぁ、寒い」と手袋をして温めて居た。
暖かい火を付けて、雪山を歩いて居た。
そこにキツネやらが来て、美味しそうな餌を探しに山を降りて居た。
バンバンと言う銃の音が、山奥から聞こえて来た。
猟友会の人達が歩いて来て「最近、山には動物達の棲家になっていてしょうがないな?これに懲りて減ったら良いのに」とリキヤが仲間達と和気あいあいと話している姿が見えた。
ミユキは「やっぱり、熊とか出るのかしら?」と陰で見ていた。
猟友会の人の1人の人は「はぁ、こんなに寒いって言うのによくやるよな?俺は、もう家に早くかえりたいよ」と寒そうにしていた。
ミユキが「あの、また熊が出たんですか?」と猟友会のセイジに聞いた。
セイジが「そうだな?ま、あんまりおれも乗り気じゃないからよ」と話しながらタバコを吹かしていた。

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