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君に降る雨 ノノカVer.

ノノカが「はぁー。雪山が綺麗だな」と遠くから眺めていた。
ミユキは、遠くはないが近くの家に新居を構えて居た。
ミユキが「雪山に行くの?」とノノカに驚いていた。
ノノカが「だってー。ここは冬だけじゃなくてさ、今の季節でも楽しめたら良いと思ってさ」とミユキの返事に答えた。
ミユキは「ま、良いけどね。でも、熊は居るから気をつけるのよ」と一言を残して、お店へと買い物に出かけて行った。
ノノカは手袋とヒートファクトのダウンジャケットとズボンと長靴を履いていた。
ズボズボと言う深い音が、霧のかかった周りに鳴り響いていた。
ノノカは「寒いな」と呟きながら歩いていると、アユムが「お、こんな所に人が…、寒くない?」と暖かいコーヒーを差し入れてくれた。
ノノカが「ありがとうございます。此処には一度来たことが有るんですけど、兎に角、またログハウスに行きたいなと思っているんです」とアユムに話をした。
アユムが「あ、それだったら俺の車に乗って行きましょうか?雪対応のタイヤなんで、走れると思います」とノノカをドライブに誘った。
ノノカが「良いですか?じゃ、お言葉に甘えて」とアユムの車に乗って、ログハウスへと向かったのだが、アユムの入れたコーヒーに睡眠薬が仕込まれていて、ノノカはぐっすり眠ってしまっていた。

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