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FF7リメイクのグラフィックがヤバい

はじめに

先日、『FINAL FANTASY VII REMAKE』(以下FF7R)の体験版が配信されました。

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現時点での評価になりますが、
私的にはFF7Rはかなり期待できる出来である、と言えます。

もちろん体験版の時点での評価になりますが、
少なくとも『FINAL FANTASY XV』(以下FF15)よりも数段格上の仕上がりであると断言できるでしょう。

ここでは「グラフィック(ムービー)」の何がどんなふうにヤバいのかをFF15と比べながら拙い文章でお伝えしたいと思います。


あらかじめお伝えしたいこととしまして、
私はFF7の原作をプレイしたことはありません。
プレイ動画も、今回配信されると言われていた壱番魔晄炉爆破までのみ確認をしています。

私のFINAL FANTASYプレイ歴はFFXとFFXIII、FFXVの3つになります。

なぜミッドガルを脱出するのか、どんなふうに○○が4ぬのか等は知りませんので具体的なネタバレなどはこの記事には含まれません。


それでは行きましょう。

グラフィック(ムービー)がヤバい

「グラフィック」についてですが、FF7Rを始めてまず一番最初に驚いた人も多いのではないでしょうか。

オープニングムービーでのエアリスのアップから徐々に引いてミッドガルの全体を写し、壱番魔晄炉へと繋がる列車の上に乗っているクラウドを写し、シームレスにゲームプレイへと移行します。

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その後も、いくつかのムービーが流れますが、全てシームレスに続いていきます。

※このシームレスとは、ムービーシーンからロード画面を挟まずに、途切れなく続いていくことを指す。

私が最も驚いたのはゲーム内のグラフィックが非常に素晴らしく、リアルタイムレンダリングムービーですら過去のプリレンダムービークラスの美麗さを誇っていることです。


………………ちょっと何を言っているか分からないと思いますので解説します。


ゲームにおける「ムービー」には、
・「プリレンダリングムービー
・「リアルタイムレンダリングムービー
この2つが存在します。

プリレンダリングムービーの特徴は、
とにかく綺麗で、美しいムービーであることです。
あらかじめコンピューターに用意した映像をゲーム内で流すので、ゲーム機の性能に左右されません。

例えるなら、映画でしょう。
映画はコンピューター上で作られ、プロジェクターで上映します。映画のグラフィックの良し悪しはプロジェクターには左右されずに、コンピューター上でどれだけ作り込むかによって決まります。

とにかく美麗ですが、デメリットも大きく、作る手間が非常にかかります。
時間も、人手も、お金も非常にかかります。

例:FF15のオープニングのノクティス王子と王様

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対して、リアルタイムレンダリングムービーは、簡潔に言うと全てゲーム内で完結されるムービーです。

物凄く簡潔に言いましたが、技術的な知識はあまり無いのでお許しください。

プリレンダが事前に映像製作用のコンピューターで作って、プロジェクターで映すのに対して、
リアルタイムはゲーム内のエンジンで、ゲーム内のグラフィックを、ゲームハードで映すことになります。

そのため、ゲームハード自体の性能とゲームソフトのグラフィックに依存したムービーになります。

プリレンダリングムービーに比べて、映像の美麗さは劣ります。
しかし、ゲームエンジンを元にしているので、1から全て映像を作るプリレンダムービーよりも比較的に早く簡単に作ることができます。

例:FF15のリアルタイムノクティス王子

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例を見比べるとプリレンダノクトの髪とリアルタイムノクトの髪は全く違いますよね。


もう一つ特徴があり、ゲーム内での描写を元にしているので、リアルタイムレンダリングムービーでは、ゲーム内のオブジェクトが写り込むことがあります。

例:オブジェクトだらけのエレベーター

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解説終わり。話が戻ります。

つまり、「『プリレンダリングムービー』よりも劣っている『リアルタイムレンダリングムービー』ですら物凄く美麗である。」ということです。

リアルタイムレンダリングムービーでは、
ゲーム内のグラフィックに依存しています。

そのムービーを美しくするためには、とにかくゲーム内でのグラフィックを向上させるしかありません。
ステージを異常なほどに作り込み、キャラモデルを異常なほどに作り込むことで美麗なムービーとなります。

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FF7R体験版で使われているムービーのほとんどがリアルタイムレンダリングムービーです。


プリレンダリングムービーはオープニングムービーと最後の爆破をミッドガルから見た場面のみです。
逆に言うとそれ以外の全てのムービーがリアルタイムレンダリングムービーです。

オープニングムービーでは、プリレンダムービーからリアルタイムレンダリングムービーへの変化もシームレスです。
オープニングのタイトルロゴ→電車のシーンはまだプリレンダムービーですが、駅に到着する際のブレーキで画面が白くなる瞬間に切り替わっています。

プリレンダ

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白くなる

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リアルタイムへ

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注意深く観ていないと分からないので、よりゲームに引き込まれる素晴らしい演出です。


長くなってしまいましたね。

とにかく、私が伝えたいことは4つ。

・ステージの作り込みがヤバい
・キャラモデルの作り込みがヤバい
・それによってムービーがめっちゃ綺麗でヤバい

・キャラモデルは固定、壱番魔晄炉以外もステージが作り込まれていれば他の場面でもムービーが綺麗なはず

→壱番魔晄炉以降も期待が持てるということです。


以上。


いやぁしかし、クラウドの顔面とか女の画面が良すぎる……………

FF15に比べたらグラフィックの進化は本当に凄いと思います。
画像ではなく動画で見ると、挙動や口パクもかなり改善されていたりと、もはや感動を覚えるレベルですよ。

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