Hattori Kazuaki

いまないところに 空間 をうむ idiomorph - Director / Arch…

Hattori Kazuaki

いまないところに 空間 をうむ idiomorph - Director / Architecture after Metaverse

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  • マキシマル・アーキテクチャーⅡ

    2017年にNTT出版より刊行された『妹島和世論 マキシマル・アーキテクチャーⅠ』の続編です。

最近の記事

マキシマル・アーキテクチャーⅡ (第三部 想像の三つの世界)

第三部. 想像の三つの世界目次Ⅰ いつセットされたか覚えのないリミッター 1.想像すること/2.不可視のリミッター/3.自由は難しい/4.孤独の登場/5.建築の孤独/6.さみしさと不確かさ/7.想像と孤独 Ⅱ 嫌うこと 8.<第一世界>/9.モダニズム建築は古くなった?/10.ジェイコブス/11.りんごとみかんと舌と目玉/12.楽しかった記憶/13.へんな5原則/14.好きと嫌い/15.嫌いの難しさ/16.技術は人類を嫌うか? Ⅲ 必要とされること 17.ポストモダン建築

    • マキシマル・アーキテクチャーⅡ (第二部 亀裂の物語)

      第二部.亀裂の物語 画面と壁 ――足し算と引き算の亀裂から  画面と壁は似て非なるものである。画面は、それ自体は無であるから、何かを描き足されることを望む。壁は、それ自体で雄弁であるから、へたに何かを描き足されることを好まない。  例えば白い画面の中心にひとつ赤い丸を描く。すると白い画面はたちまち「日本国旗」という意味を得る。画面の情報量は、ひとつ描き足すことによってゼロから一に増える。他方、太陽の下に立つ白い壁の中心にもひとつ赤い丸を描く。すると白い壁はたちまち「日本国旗

      • マキシマル・アーキテクチャーⅡ (公開にあたって)

        公開にあたって2017年3月に『妹島和世論 マキシマル・アーキテクチャーⅠ』という本をNTT出版より刊行しました。本文の執筆は10年近く前の2012-14年頃で、タイトル末尾に「I」の表記があるように、この本には本来続きがあり「妹島和世論」は全体の第一部という位置づけでした。 当時建築について本を書くとなって、勢い余って20万字を有に超える分量を書きなぐり、結果として新書1冊に収まらず、第一部だけが先んじて世に出ることになった、という経緯です。そしてその後、第二部と第三部は

      マキシマル・アーキテクチャーⅡ (第三部 想像の三つの世界)

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      • マキシマル・アーキテクチャーⅡ
        3本