財務省ファイナンス「VaRショックについて―2003年における金利急騰時のケース・スタディ―」

本日、財務省の「ファイナンス」から、「VaRショックについて ―2003年における金利急騰時のケース・スタディ―」というタイトルで論文をリリースしました。論文は下記のリンクより読めます。
広報誌「ファイナンス」 (mof.go.jp)

VaRショックは、円債市場で最も重要な金利急騰イベントの一つだとおもいますが、本論文では、このイベントに関し多面的に整理しました。下記で、資金運用部ショックについて取り上げましたが、これとセットで読むことで、日本の重要な金利急騰イベントについて理解を深めることができると思います。ぜひご一読いただければ幸いです。
財務省「ファイナンス」:齋藤通雄氏に聞く、日本国債市場の制度改正と歴史(前編)|服部孝洋(東京大学) (note.com)

<タイポ>
すいません、注記13の「この辺りの経緯を知りたい読者は清水(2004)を参照してください。」は、「これ以外にも、日銀による量的緩和が実施されていた期間であり、日銀による国債の買い支えが期待された中で、このタイミングでその期待が剥落したという議論もあります。」という文章の注記であり、現状版はタイポです(図表10のタイトルも、「シグナル・オペ(共通担保オペ)を用いたアービトラージ」のほうが望ましい気がしますが、タイポは1か月程度たち、ある程度判明したら修正します)。よろしくお願いいたします。


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