カッコ良すぎるデザイナーの名刺のデザインを見て思ったこと
こんにちは。デザイナー歴30年、ハットツールデザイン、デザイン塾の女性デザイナー、松田です。
私は2014年からデザイナー向けに週1回『差がつくデザインの技』というメールマガジンを配信しています。よければ読者登録をお願いします。
何ヶ月か前に某ビジネス用のクレジットカード会社が主催する異業種交流会に参加してきました。
このようなビジネスの交流会に参加して、同業のデザイナーに出会うことはほとんどありません。
が、その交流会は某クレジットカードのブランドイメージがいいだけあってたくさんのデザイナーがいました。
なぜたくさんデザイナーがいたのかが分かったのかというと服装と髪型(笑)
いい意味でおしゃれで垢抜けているのですが、悪くいうとチャラっと業界ぽいのです。という私も、そのような雰囲気を出さないように気をつけていましたが、その中の一員なのかもしれませんね…
独りよがりな名刺デザイン
さてたくさんの方と名刺交換をして、交流会が終わった後、交換した名刺を改めて見返してみると…
「ん?この人はどの人だったかな??」
「ん?この人、何屋さんだったかな?」
「ん?この会社、何て読むの?」
と思ってしまう名刺の何と多いことか。
中でも気になったのが
日本語表記なし
ロゴデザインとローマ字表記の名前
ホームページのURLのみ。
名刺の紙は値段が高めのヴァンヌーボー。それ以外は一切載せず、色も白黒。実に奇抜で攻めた名刺です。何屋さんか分からないし、会社の名前もロゴなので分からない。顔はもちろん思い出せません。
URLにアクセスしたらWEBデザイナーさんでした。
ホームページをお願いしたいなと思ったときに、この方に相談が行く可能性はとっても少ないだろうなと思ってしまいました。
他にも、この方と同じように奇抜というかシンプルというか、そのようなテイストのデザインの名刺が実に多くて…どの方も、デザイナーやディレクターなどのクリエイター系です。
こういう営業を目的としているところで配る名刺は、自分の個性や趣向は控えめにして、自分が何者であるかをしっかり記載した方がいいと思います。
デザイナーであるなら、そのような名刺でもカッコよくデザインが作れるはず。
と、奇抜な名刺デザインの裏でデザイナーの独りよがりな、かっこ悪さを感じてしまいました。
営業用の名刺を作るのがおすすめ
さて、私の方はこの異業種交流会のあと、LINEのリッチメニューを作っている会社からデザイン相談の連絡がありました。
私が渡した名刺は、普段、クライアントに渡す名刺ではなく営業用の名刺です。
用途が違うので、2種類名刺を作って使い分けています。
営業用の名刺に載せること
営業用の名刺は不特定多数に渡すことになるので、載せる情報に気をつけないとなりません。でも、だからと言って、警戒しすぎて問い合わせされなくなってしまっては本末転倒です。なので私の場合は、下記を載せています。
名前
会社住所
メールアドレス(メインではないアドレス)
固定電話番号
ホームページURL、QRコード、検索窓
顔写真
デザイン実績 など
デザイン実績を載せるので、できる限り大きいサイズにしたかったので、二つ折りの名刺です。色々考えてこのデザインにたどり着きました。
私の交流会の結果
おかげさまで、交流会のあとLINEのリッチメニューを作っている会社と医療用ロボットを作っている会社の2件の問い合わせをいただきました。ただ残念ながら、成約にはつながりませんでした。
それでも、問い合わせがきたのだからよしとしましょう。
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