あまり人に言った事がない話。

皆さんこんにちは。
今日は日曜日だけど少し遅めの投稿です。
久しぶりに4年前？に琉球新報さんの副読紙、週刊レキオさんで書いた『ほっコラ』を載せますね。

この話はタイトルにもしたように、あまり人に言った事はないのですが、週刊レキオさんの中で言ったので、多くの人に知れ渡ったことでしょう笑

さらに今日noteにも投稿して、より多くの方に僕の恥ずかしい秘密を打ち明けようと思います。

本日の見出し画像は、みんなのフォトギャラリーで「リボン結び」では何もヒットしませんでしたが、「リボン」で検索して出てきたこちらを選ばせていただきました。

【まつなが】さんの画像です。
【まつなが】さんお世話になります！ありがとうございます！

それではどうぞ♪

あ、年齢は当時のままです。

ー・ー・ー

『リボン結び』

今日は僕がこれまで一度も人に話した事がない秘密を打ち明けたいと思う。３８歳になってこれを言うのは恥ずかしい事だが勇気を出して言いたい。

というのは、僕はリボン結びができない。
正しくは正式なリボン結びができない。
というのも正式な結び方とは違う結び方だが、見た目は普通のリボン結びと何ら変わらない、という結び方はできるのだ。

それで今まで一度も困った事はおきていないので今後もこれでいくだろう。そもそもリボン結びのやり方を習った覚えがない。
そんな僕が小学生の頃、給食当番の友達が僕にエプロンのひもを結んでくれとお願いしてきたのだ。

これは小学生の時に誰もが一度は経験しているだろう。
リボン結びができない僕はそれをさけて過ごしていたのだが、ついにつかまってしまったのだ。

「これはまずい。リボン結びができない事がばれてしまう・・」

うまくごまかす事もできないままその友達が後ろを振り向いた。
僕は諦めに近い心境でエプロンのひもを持った。
何とか自分なりに結んでみてリボン結びっぽくなってくれ！と祈りながらゆっくり結び始めた。

その時の僕はただひたすら頭の中に完成系のリボン結びを思い浮かべながら必死に手を動かしていた。
そして数秒後奇跡が起きた。
目の前に立つ友達のエプロンの結び目にキレイなリボン結びがあるではないか。
僕はその興奮を押し殺しながら「できたよ」と友達に告げさっそうとその場をあとにした。

万が一別の友人にお願いされても同じようにできる自信がなかったからだ。
その日家に帰って給食時間の感覚を思い出しながら一人で練習をした。
そして完全にマスターしたのだ、オリジナルのリボン結びを。

その結び方で３０年ほどやってきたが何一つ不自由はない。しいて言うなら、僕の結び方だと若干紐がはずれやすいような気はしている。先日３０分ほど歩いた間に１０回以上靴紐が外れた。
これは完全に不自由だなと、その時は思わなかったが今思った。

ー・ー・ー
というやつでした。
これを書いてから5年程経ちますが、もちろん今も正式なリボン結びは出来ません。

一生これでやっていこうと思います！笑