花言葉とは

Bリーグも開幕しましたね。
お客さんも結構入れてますね。
こうしてどんどん元の生活に戻っていけたら良いですね。

さて今日もこのシリーズが続きます。
でもそろそろ終わります。
次は何を載せるかな。
まあ終わってから考えようか。

本日もみんなのフォトギャラリーから、見出し画像を選ばせていただきました。
作中に出てくる「クレオメ」で検索してこちらの画像を選ばせていただきました。
【ころなな 】さんの画像です。これがクレオメなんですね。
【ころなな 】さんお世話になります！ありがとうございます！

それではどうぞ♪
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『殴りたい男』８

神山：　　　　　　女：

神山「いらっしゃいませ」

女　「こんなところにお花屋さんあったんですね」

神山「つい先日オープンしたばかりです。このお店を見つけてもらえて感謝です」

女　「はぁ・・」

神山「どうぞたくさんのお花たちがあなたのご来店を喜んでますよ。ほらひまわりがあなたを太陽と勘違いして振り向きましたよ」

女　「あぁ・・」

神山「どうぞゆっくり選んで下さい。あ、でもあなたがずっとここにいると、花たちが自信をなくしてしまうかもしれませんね。自分たちよりキレイだってね」

女　「はぁ・・はは（苦笑い）えっと、ちなみに送別会の時に渡すお花だとどういうのがいいんですかね？」

神山「送別会ですかー。んー弱ったなー」

女　「え？」

神山「いえ、もちろん送別会や卒業式、お誕生日やお見舞いなど、それぞれにあったお花の種類、色、組み合わせなどはありますが、やっぱり月並みですが結局は贈る人の気持ちなんですよね。実際いろいろ花言葉なども考えてお金もかけて花束を渡したとしても、もらう人がそれに気づくかというと答えはNOでしょうね。極端に言えば、気持ちがこもっていれば道ばたに咲いているタンポポを摘んで渡しても喜ばれるはずですよ」

女　「タンポポ、ですか・・いやーどうですかねー」

神山「でも、まあとは言ってもこの神山も、あ、申し遅れました僕 神山って言います。神様の神に富士山の山で神山。ゴッドマウンテンって呼んでもらってもいいですよ」

女　「ゴッドマウンテン・・？」

神山「このゴッドマウンテン神山もフラワーショップの人間だ。送別会にぴったりの花束、まかせていただいてもよろしいですか？」

女　「お願いします・・」

神山「ラジャー。じゃあいくつか情報を下さい。まずその主役の方は女性ですか男性ですか？」

女　「女性です」

神山「女性、ラジャー。年齢は？」

女　「えっと、30代後半ですね」

神山「30代後半？チッチッチ」

女　「はい？」

神山「お言葉ですが30代後半という表現はあまりにも曖昧すぎる。バラだってそうでしょ、一言でバラと言っても世界にはバラには何万もの種類があると言われています。それと同じように一言で30代後半と言っても39歳なのか38歳なのか37歳か、37歳なら37歳何ヶ月か、早生まれなのかそうじゃないのか、実年齢は37歳だが見た目はどうか？肌年齢はいくつか、精神年齢だって関係してくる。それぐらい女性の年齢とお花の関係は密接なんです」

女　「いやーまったく必要ない情報だと思いますけどねー。じゃあもう適当に38歳2ヶ月です」

神山「なるほど、38歳2ヶ月の女性。ラジャー」

女　「さっきからラジャーラジャー言って、全然お花選んでませんけど大丈夫ですか？」

神山「お客様に心配させてしまって大変申し訳ございません。今の僕の気持ちを花言葉で表すとしたらクレオメですかね。花言葉なんだと思います」

女　「いや、そもそもクレオメがわかりませんね。一応、花言葉は何ですか？」

神山「花言葉は、想像したほど悪くない、です」

女　「いや全然意味がわかりませんね。すみませんあまり時間もないので急いでもらえますか」

神山「おっとそうでしたか。でもご安心下さい。すぐに最高の花束をあなたにお渡ししますから。見えますね、数分後あなたが美しい花束を抱えてこの店をあとにする姿が」

女　「そういうのはいいんで早くお願いします」

神山「ラジャー」

女　「ラジャーももういいですから」

神山「じゃあぼちぼちいきますよー。店長ーおまかせで花束ひとつお願いしま－す！」

女　「お前がやらんのかい！ていうか女性とか年齢とかも関係なくなってるしー！！あーあいつめっちゃ殴りたい」

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というやつでした。
今 念のために「クレオメ」の花言葉を検索してみたら、全然違いましたね^^;
花言葉もいろいろあったり変わったりするんですかね？
不思議だな。
まあ別に良いですけどね。
それではまた明日お会いしましょう♪