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ハネムーンをキャンセルしたイングラム 断り切れなかったプレーオフオファー

ハッターズでの歴史的なプレーオフ出場について、マット・イングラムにとって断るにはあまりに惜しいオファーだった。幼なじみの恋人とのモルジブへのハネムーンを取りやめたほどだ。

先週、緊急ローンでルートンに加入したGKは、フラムでのデビュー戦で7失点を喫したが、土曜日のレディング戦ではクリーンシートを達成。プレーオフ準決勝への進出を決めた。
その結果、ハダースフィールドとの2回戦が組まれ、月曜日のジョン・スミスズ・スタジアムで行われるリターンマッチの日取りは、彼と妻がインド洋の楽園に上陸する予定だった翌日に行われることに。昨年結婚した二人は、Covidの渡航制限のためにハネムーンが延期になっていたが、結婚祝いのプランが再度変更になってしまった。ハル・シティのキーパーとしてシーズンが終わり、ようやく休暇を取り、今回やっと航空券を予約できる理想的な機会だと思われた。
そんな時ルートンのボス、ネイサン・ジョーンズから電話があった。

イングラムが語ってくれた。「最初に思ったのは、なんて素晴らしい機会なんだ、という事だったね。それから、奥さんにハネムーンの事を話さないといけないと思ったんだ。でも、彼女はすぐに理解してくれたよ。こういう事は滅多にない事だってね。彼女はとても理解があり、サポートしてくれた。これ以上望むものはない。」と語った。

さらに続けた。「断ることのできない機会だった。チャンピオンシップのプレーオフ・ファイナルでプレーする事は、選手によってはキャリアを通じて一度もない場合だってあるからね。」

28歳の彼にとって幸運だったのは、学生時代に知り合った妻のアメリアが、状況をとても理解してくれていることだ。彼女は、このチャンスが断るにはあまりに大きいと知っている、とても出来た人間だ。

「とにかく、僕は金曜日に集中しているし、試合やフットボールに集中しているから、一旦その事は後回しになっている。今はその予定は全て29日以降になればいいと思っているよ。」
ルートンがかつてディビジョン1から降格し、当時の新生プレミアリーグへの参入を逃して以来30年、イングランドサッカーのトップリーグに復帰するチャンスが到来している。まさにこれから、イングラムはウェンブリーで共に彼らと戦うことを希望している。

イングラムによれば、この大会の決勝に進出する事が、妻への恩返しのひとつになるという。「プレーオフに勝って、家族でウェンブリーに行くことができれば、ハネムーンの埋め合わせになると思う。そのあとハネムーンに出発できれば幸運だね。」

「数週間前にオファーを蹴って、ビーチでカクテルを飲みながら、ルートン・タウンがプレーオフ決勝に進出して、優勝、、なんてのをTVで見ることになったら発狂してしまうよ。この判断は即決だった。もし、自分がビーチにいるときに、今いるみんながトロフィーを掲げていたら、後悔してもしきれないからさ。」

The lutonian Articles by James Cunliffe
https://thelutonian.com/honeymoon-cancelled-as-ingram-says-he-couldnt-turn-down-luton-play-off-offer/
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