社名違いの営業メールがやたら来る件を調べた

僕の会社はホームページが一応あるので、そこに書かれている会社概要をスクレイピングした営業メールや電話の絨毯爆撃に遭うことが割とある。

スクレイピングだろうなって思う根拠は実に単純で、ホームページ上に営業電話しないでね。営業するなら専用アドレスに連絡入れてね。という注意書きをしているにも関わらず「ホームページを拝見しましてご連絡しました」というお前絶対見てないだろという連絡がどんどん入ってくるからだ。

まあ大体「いりません」って答えて電話を切ったり、メールに関してはスパムメールとして処理している。たまーに「ホームページ見たんですか?そこに電話しないでって書いてませんか?」って聞くこともあるのだけど、時間の無駄なのでさっさと切ることにしている。

余談だけどNTTの代理店的な電話はNTTでオプトアウトできるので困ってる人は是非オプトアウトしてみてほしい。劇的に静かになる。
NTT東日本
NTT西日本

社名違いの謎のメール

ここ最近増えてきたのが営業メールで「ホームページをみた」と言いながら社名が間違えているというやつだ。おかしい。スクレイピングなら間違えることはないし、手写ししたのだろうか。明らかに違う社名でお世話になっておりますなんてメールが来るのだ。世話した覚えなんてない。

弊社は株式会社hatte である。領収書にはハッテンだのフッテだのハットだのと書かれる事はあるが、これらのメールには株式会社ジーライブという何一つ異なる社名が書かれてあった。調べてみると大阪の僕の母校の近くにある制作会社らしい。自分の会社のページにはもちろんこんな文言はどこにも書かれていない。

検索画面をよくよく見てみると、渋谷区の制作会社などと紹介しているページが存在することがわかった。Web幹事とかいうマッチングサイトらしい。弊社はすごい大昔にこの手のマッチングサイトにそれなりに高額な費用を支払って掲載してもらったことがあるのだけど、結果として得られたのはしょーもない営業電話ばかりだったので今は契約を解除しており、それ以降もこういうマッチングサイトへの登録はすべてお断りしている。自分からやることもない。

つまりはこのWeb幹事は何らかの手法を用いて(スクレイピングだと思うけど)制作会社などの情報を抜いて勝手に登録してくれたのだ。その際にどういうわけか社名を間違えてくれて、このWeb幹事の画面をさらに営業ツールがスクレイピングして登録してくれて、この営業ツールを使って絨毯爆撃する会社が社名を間違えてメールしてくるという流れのようだ。

Web幹事にはそれらしい窓口がないので連絡をしていない。利用するつもりがないのでユーザー登録すらしたくない。

ユーザー数水増し問題

僕は昔からいろんなサイトに勝手に登録される経験をしていて、あるときはアダルトサイト、あるときは就活サイトに似たようなプロフィールや全然違うプロフィールで登録された。

昨今のWebサービスにおいてはスクレイピングによって得られたデータを登録することでユーザー数や登録数を水増しする手法が問題になる事がある。海外ではデリバリーサービスに勝手に登録されたレストランが、やってもないデリバリー注文をされたあげくにクレームを受けるというひどい事件も起きている。

Web幹事が勝手登録をしてないと言うならば、誰かが勝手に弊社の情報を登録したのだろう。

営業メールや電話の印象

僕は会社の電話をほぼほぼ取ってるので、営業電話の印象はめちゃくちゃ悪い。個人宅向け営業は社名名乗った瞬間ガチャ切りである。こっちは作業の手を止めて電話に出ているというのに。つらい思いしかない。人事サービスはいかがですか?とか労務のなにがしかはいかがですか?とか、会社概要見てくれ。人数2名でそんなもん使うはずもないでしょう。

営業FAXってのもある。これもこれですごくて会社に泊まり込んで翌朝、8時とかそんな時間に電話がけたたましく鳴るのだ。たまったもんじゃない。今はFAX受信機の設定を調整して特定番号は拒否しつつ、受信しても印刷しないようにしたのでFAXに関しては平和だ。

そしてメール。僕も営業メールをすることがあるので、書いている人の気持ちはわかるつもりなんだけど、ツールを使って絨毯爆撃してる雰囲気があるやつはさすがに読まない。

ウチを何で知ったのか、ここでまず嘘ついてくるところと取引したいって思わないじゃないですか。ホームページ見てないのに見たとか存在しないメールフォームからお送りしましたとか社名間違えてるとかそういうのはプレビューでもう消されてしまう。もっと刺さる文面が見たい。

ということでWeb幹事の担当さんはこれを見たら弊社の情報を削除しといてください。
↑こちら対応していただきました。ありがとうございました。

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