【2019年版】Adobe MAX を徹底攻略する
おしらせ:価格情報が公開されました
Google I/Oが盛り上がっていますね。現地の情報を見ていると、海外カンファレンスがどんどんフェス化して行っている印象を受けます。様々なセッションに参加したり開発者へ直接質問したりできるのは、現地で参加したユーザーに与えられた特権です。日本と海外での現場の温度差を体験するのも、海外カンファレンスならではのメリットと言えます。
海外カンファレンスと言えばGoogle I/Oの他、Apple WWDCがあります。こちらも開発者カンファレンスです。そして忘れてはいけないのがクリエイターに向けた世界最大のカンファレンス、Adobe MAXです。今年は11月4〜6日に開催されます。本稿ではAdobe MAXに2013年から参加し続けている筆者が、現地での動き方や周辺情報などを2018年の情報を元にご紹介します。
まずは基本的な情報からチェックしていきましょう。より楽しむための情報が欲しい人はサクッと飛ばしてください。
ー基本情報ー
開催地、会期
開催地はアメリカ、カリフォルニア州のロサンゼルス。ダウンタウンの南東に位置するLACC(ロサンゼルスコンベンションセンター)です。AdobeによればロサンゼルスがMAXのHOMEらしく、一時期契約の関係でLACCが使えなかったときはサンディエゴやラスベガスに会場を移していましたが、2018年にロサンゼルスに戻ってきました。
会期は11月4日から6日の3日間。これに先だって2日と3日はプレカンファレンスといって追加料金を払って参加できる超贅沢なハンズオンセミナーが開催されます。
対象者
Adobeユーザー。クリエイター、写真家、映像作家、プロデューサーや進行管理する人、Web系制作者、UI/UXやる人、広告代理店さんや印刷会社さんなど。1日目の基調講演はクリエイターとは縁遠い投資家とかも来てます。
つまり誰でもOKだ。
参加費
正価は一人あたり1,895ドル(20.8万円)です。早期に購入することで400ドルの割引が得られ、事前登録者はさらに500ドルの割引が得られることが予告されています(執筆時追加割引のメールは来ていません)。
6月31日までのアーリーバード:1,495ドル(164,450円)
8月31日までの登録で:1,695ドル(186,450円)
11月6日までの通常価格:1,895ドル(208,450円)
グループ価格3〜10人:1,395ドル(153,450円)
※2019年5月10日現在
初回参加でも複数人でまとめて参加すると割引があったり、学生さんはより有利なレートで申し込みができたりします。
早期登録は下記のページからメールアドレスを登録するだけでOK。
会場周辺へのアクセス
日本からロサンゼルスへはそれなりの空港からだと直行便がでています。最寄りの空港はロサンゼルス国際空港。空港コードはLAXです。
会期中は提携ホテルと会場の間で巡回バスが用意されます。朝から晩まで運航されていて、オフピークタイムは30分ごと、それ以外は15分ごとに来ます。ホテルによっては会場まで徒歩30分とかかかるため、巡回バスの利用は必須と言えます。巡回バスは専用のバナーがわかりやすいように掲出されています。MAXのバッジを見せると一言も話さずに乗車できます。
UBERやシェアサイクルで来場する人もいます。
会場内の移動
会場内の移動はもちろん徒歩です。昨年はLACC全体と隣接しているホテルなどに会場が分散しました。基調講演と食事はLACCのSouth Hall、企業ブースとメインのセミナー会場はLACCのEast Hall、マリオットホテルにあるボールルーム(宴会場)が使用されました。受講セッションによってはSouth Hallからマリオットホテルまで移動する必要があり、移動時間は10分以上となかなかハードでした。
宿泊について
MAXのチケットを購入すると、提携ホテルの宿泊予約もできるようになります。提携ホテルはAdobeがまとめて押さえてくれている部屋なので、カンファレンス時によくあるピークだから値上げしちゃうといったこともありませんし、平時よりも有利なレートで宿泊できます。
弊社は会場近くのAirBnBを利用しています。ホストと英語のやりとりが必要だったり、ホストによっては直接会ってオリエンをするという人(弊社と契約してる人はこのタイプ)もあるので、言葉に不安がある人はホテルがいいでしょう。
ゴリマッチョ対応ジムが宿に併設されていた
食事について
提携ホテルに宿泊している場合、たいていは朝食付きだと思います。が、MAX会場でも朝食と昼食が提供されます。かつてはMAX飯と揶揄され、日本からの参加者をフルスイングでカルチャーショックに叩き落としていたのですが、ここ数年でものすごい勢いで改善され、2018年はロスで有名なお店のメニューを体験できるというレベルにまで達しました。
(でもヌードル系は地雷が多いです)
食事以外にもセッションの合間には会場周辺でドリンクやスナックの無料配布が行われます。
夕食は周辺のレストランを利用したり、スーパーで惣菜を買って部屋で食べたりしますがせっかくなので外食をオススメします。
さて、ここからはQ&AっぽくMAXを楽しんだり計画する方法を見ていきましょう。
ー計画編ー
予算組みしたいんだけど実際いくらかかるの?
弊社の場合なので参考になるかわからないですが、ざっと計算してみたところ以下のようになりました。
参加費2名分:20万円(カーボンニュートラルチケットというエコっぽいオプションをつけています)
宿泊費:19万円(8泊9日)
渡航費:26万円(ANAエコノミークラス2名分+片道プレエコアップグレード)
食費:5万円くらい(人によります)
ざっくりと一人あたりのコストを計算してみると35万円となりました。Adobeがツアーを組む場合でも2名申し込みで一人あたり30万円、一人部屋だと39万円くらいな事が多かったので、こんなもんでしょう。
弊社的には2名10泊、食費やお土産代などを含めて合計で100万ぐらいを覚悟しています(だいたいiPhoneの更新時期と重なるため、現地調達する)。
宿泊先は買うと億いくんじゃねっていうレベルのマンションを借りたりしてたので、半額ぐらいまではおさえられるはずです。渡航費もANAの「アップグレードオークションに参加しようぜ」っていうささやきに乗った結果ですので、6万円は浮きます。
会期の割に長く滞在しているのは、デザイン関係の視察をしまくる関係です。
ファイナンスどうするか問題
初回参加でも仲間と一緒に申し込むと、参加費に関しては最大割引を適用する事ができるようになります。3名でグループ申し込みができたはず。
宿についてはAirBnBは申込時と利用前の2回に分けて支払いをするプランがあります。これを利用すると期間がかなり空いた分割払いに。
提携ホテルの宿泊費も当日決済です。
飛行機は燃油のタイミングを見て購入するといいでしょう。今年は昨年よりも1割ほど安くなっています。いつも大体10万円なんですが、今年は9万円切る価格になっています。
ツアーパッケージだとまとめて支払いが必要ですが、個別に手配すれば支払いのタイミングをずらすことができます。弊社もキャッシュが溢れるほどあるわけじゃないので、飛行機→MAXチケット→MAXチケット→宿泊費といった感じで数ヶ月ずらして購入プランを立ててやっています。
働いている会社が海外カンファレンス参加を推奨している場合はこんなの気にせずに参加申請をしましょう。メリットは今から解説します。
MAXに参加するメリットは?
MAXメリット1:国際的なクリエイティブの標準に触れられる
MAXには世界中から参加者が集まります。いわゆるユニコーンな会社から、零細のデザイン事務所まで、バックグラウンドは様々。そんな人たちがイベント内で様々な表現をしたりするわけです。
セッション内容も基本的には北米のトレンドを踏襲したものになります。色や余白使いはもちろん、タイポグラフィ、レタッチ、コラージュ…企業ブースではPhotoshopのコラージュ対決が行われたりすることもあり、普段とは異なる世界標準のクリエイティブに触れるチャンスがたくさんあります。
MAXメリット2:最先端のテクノロジーを体験できる
MAXの基調講演で名物となっている大規模プロジェクションマッピングは日本ではなかなかお目にかかれないものです。また、会場周辺ではUBERはもちろんLyft、Limeといったライドシェアサービスを利用できます。
プロジェクションでこのデカさでこの輝度。やばないですか?
企業ブースではクリエイティブのヒントになるような遊び心あるブースや企画がなされていたり、発表されたばかりのプロトタイプがポンと展示されていたりして、しかもイジれたりします。(飲み食いしながら近づくとさすがに怒られました)
バレットタイムの撮影体験もありました
日本人なら誰もが行きたがるAmazon Goは残念ながらロサンゼルスにはなく、最寄りはサンフランシスコです。
MAXメリット3:英語が話せなくても意外となんとかなる
海外カンファレンスと言えば「英語どうするの」というのがあります。ところが、2回の基調講演とSneaksはなんと日本語の同時通訳を無料で聴くことができます。
アプリケーションの使い方については画面を操作しながら説明するので、英語わからなくてもだいたい何やっているのかわかります。2018年からは耳が聞こえない方向けに話している言葉をリアルタイムで文字起こしするディスプレイが置かれるようになり、リスニングが追いつかなくても理解しやすくなりました。
黄色いテキストが文字起こしディスプレイ
なお僕は英語力ある人と勘違いされるんですが中学校レベルしかなく、ワークショップ中に講師が自身の脇汗に気がつき「ねえ、僕の脇匂うかな」ってあろう事か僕に話しかけてきて、意味を理解できず「いい写真撮れてるとか聞いてるのかな」とYESと答えてしまい、講師が他の参加者に脇を押しつけまくるという日本だったら晒し上げ大炎上な事案を起こしてしまったことをそっと告白しておきます。
MAXメリット4:MAXリリースを最速で習得できる
Adobe MAXに合わせてCleative Cloudはメジャーアップデートされます。これをMAXリリースなどと呼ばれているのですが、MAXでのセッションはこの最新リリースにフォーカスしたものが多数あります。リリース当日から最新機能を深く掘り下げるセッションに参加することにより、世界最速で習得することができます。帰国後は間違いなく最新機能を最速で使える数少ない人材になるはずです。
5日ぐらい海外へ行かせて、お土産にすごいソリューションを持って帰ってくると考えたら、一人30万のコストなんて安いもんですよ!
MAXメリット5:幅広い人脈形成
日本からAdobe MAXに参加している人は、正確な情報はありませんがかなりの人数になるようです。著名な広告代理店や制作会社、フリーランスで名の知れたあんな方やこんな方、そして弊社。
その中でも毎年個人参加しているメンバーが集まっている会期中限定のコミュニティ「MAX野郎」では現地でミートアップを開催しており、Adobeの方の飛び込み参加などもあります。
海外カンファレンスですが日本人だけで集まるので、基調講演の感想を言い合ったりセッションの情報などがやりとりされています。
セッションはどんなものがあるの?
セッションは大きく分けて、Session、Labs、BYOD Labs、Workshopがあります。Sessionは聴講形式で1コマ75分。Labsは用意されたパソコンを使ってやるもので1コマ90分。BYODというのは自分のマシンを持ち込んでやるLabです。Workshopは1コマ90分から数時間で与えられた課題の完成を目指すというものです。
はじめてならSessionが一番敷居が低く、遅刻しても問題なく受けられます。LabやWorkshopは遅刻すると入室できなくなります。
セッションはあらかじめ4つのレベルに分けられています。
General Audience:誰でもOK。特定のソフトのスキルもあまりいらない。
Beginner:該当ソフトの入門編など。
Intermediate:中級以上。製品やテクノロジの深掘り情報が聞けたりします。
Advanced:上級。ガチ勢向け。オラよりつええやつに会いてえ奴らが集まる。
スピーカーのプロフィールが特定製品の開発会社だったりする場合、セッションの内容がその製品の紹介だったりすることがよくあります。日本ではあまりなじみがないプラグインやサービスだったりするとそれはそれでありがたいんですが、75分製品紹介だと時間を無駄にした感があり、吟味が必要です。セッションの詳しい情報はチケット購入後のスケジューラーで参照できます。(製品プレゼンはセッションの最後にクーポンが配られることがあります。また、椅子の裏にクーポンが貼り付けられてることがあったりも)
オススメのセッションはある?
過去の実績では、日本でも知られたデザイナーのカリスマ的存在であるジョンマエダ氏のセッションがあったり、著名フォトグラファーとダウンタウンを撮影しながらブラブラ散歩するというワークショップがありました。
スピーカーの名前からエゴサして、どんな作品に関わっているのかなどを調べてセッションを取っていくという方法もありますが、そういったスピーカーはすぐに満席になる可能性も高く、思うように受講するのはなかなか大変です。
2018年からは人気セッションは2回開催されるようになりました。これで予定を調整すれば人気セッションを受講できる可能性がかなり高まりました。
また前回から日本人によるセッションが復活しています。
鷹野さんによるイラレのセッション。満席でした!
ー参加編ー
無事チケットを入手し、参加することになったら。現地でどのように動くべきかを伝授します。
服装について
長袖必須です。2016年くらいからお土産でパーカーがもらえるようになったので万一忘れちゃっても大丈夫になりました。が、今年もらえるかわからないので、1枚くらいは羽織るものを用意しましょう。
レジストレーション
現地に到着したらまずはレジストレーションを済ませましょう。レジストレーションの場所はメールなどで案内されます。
チケットを購入したときに設定したアカウント情報とパスポートが必要です。レジストレーションの端末でログインしてスタッフにパスポートを見せて登録完了。名前が入ったバッジとバッグを受け取ってください。
この他にパーカーなどのお土産を受け取る場合があります。2018年の場合、関係者エリアにこのブースがあったため、バッジを見せて入る必要がありました。
レジストレーションは前日までに済ませておくことをオススメします。
※ここから解説するタイムスケジュールや会場マップは断りがない場合2018年をベースにしています。今年は変わる可能性がありますのであらかじめご理解ください。
〜1日目基調講演
レジストレーションがまだの人は6時半から受け付けているのでできるだけ早く済ませましょう。
基調講演は9時からですが60分前には大行列となります。早い者勝ちで席を取るため、朝食を秒で済ませて並びに行ったりしていました。
基調講演会場入り口近くで同時通訳のレシーバーを貸し出すブースがありますので、名刺と引き換えに受け取ってください。
ゲートオープン!走らずに椅子をキープしに行きましょう。会場全景はどんなレンズを使っても入りません。後ろだと柱があるため見えない部分があったりします。なお、前の方の席は特別なゲストのためにキープされています。オススメの席は下記の通りです。
・前方が通路になっている真ん中
・通路側の席
・できるだけ前側
後方は柱があるためメインのスクリーンを撮りたい場合邪魔になります。前か横が通路の場合、姿勢に余裕がでます。基調講演は2時間の長丁場なので、窮屈な場所だとなかなかつらいです。
前方であっても会場の端だと、撮影用クレーンが邪魔になることがあります。
入場直後。2つの通路が交わる強ポジを確保。通路の先も一般席だけど、通路挟んだ方が人の映り込みは少ないです。
一般席の先の人だかりが招待者席です。見にくいですが画面右のスキンヘッドのおっちゃんの奥にクレーンが見えます。
受け取ったレシーバーの返却は2日目のSneaksの後です。無くさないようにしましょう。
基調講演〜セッション1回目
基調講演は2時間の予定ですがだいたい遅れます。遅れてもセッションの開始時刻は変わらないことが多いです。
前回のタイムテーブルでは基調講演後11時半からランチタイムですが、受けるセッションによっては12時半から始まるため、遅刻して入場できなかった人がたくさん発生しました。おそらく改善はあるかと思うのですが、基調講演後のセッションまでの時間があまりない場合、ランチをスキップする覚悟があった方がいいです。
ランチ会場は基調講演会場の下にある超広いスペースですが、前回はここに人が入り切りませんでした。受け取ったランチを会場外に設置されたテーブルなどに座って食べたりしていました。
コミュニティパビリオンは11時にオープンします。MAX Storeは毎回品切れが予想されるため、お土産確保したい方はランチの前に買い物を済ませた方がいいでしょう。
ウェルカムレセプション
1日目のラストはコミュニティパビリオンでウェルカムパーティーのようなものが開催されます。ここでは軽食や飲み物が提供されます。
怒濤の1日目はこれで終了です。日本人のミートアップはある場合はウェルカムレセプションと同じ時間帯に違う場所で行われます。
基調講演2日目
戦略としては1日目と同じく朝食をサッと食べて並ぶのがいいです。ただ、1日目ほど人が殺到しません。
スピーカーは世界的デザイナーや映画監督など、身震いするレベルの人が登場します。2015年あたりは哲学的なお話しが多くて僕は居眠りしまくりだったのですが、2016年はクエンティン・タランティーノ(タラちゃん)、2017年ザック・ポーゼン(ファッションデザイナー)、2018年ロン・ハワード(Apollo13などの監督)。2019年は誰が来るのでしょうね。
Sneaks
2日目のハイライトはなんと言ってもAdobeの最新テクノロジーチラ見せイベントであるSneaksです。良席を確保するためには直前のセッションを切り上げて並んだりします。弊社は前回はたまたま取材で中に入っていたため、そのまま中にいることができました。
席を確保したら入り口付近にあるブースでビールを受け取りましょう。場合によってはIDを見せる必要があります。
MAX Bash
2日目の最後を飾るのはクリエイティブのお祭り騒ぎ、MAX Bashです。無限にアルコールやドリンク、軽食が提供され、著名アーティストのミニライブまで開催されます。前回はBeckが登場しました。
2016年までは会場近くの広大な空き地で開催されていたのですが、前回その空き地はタワマンになってしまったため、クルマでしばらくいったところにある競技場で行われました。
初めてのケースだったこともあり入場待機列などで混乱があったのですが、今回は改善されているはずです。
最終日
3日目は目立ったイベントもなく平和にセッションを受講できます。注意したいのはコミュニティパビリオンが16時で閉まってしまう事です。買い忘れ、体験のし忘れのないように。
それでは、会期を通しての予想される質問などに答えていきましょう。
ー会期中FAQー
WiFiあるの?
あります。年々品質が向上しております。
電源あるの?
コミュニティパビリオンに充電しながら休憩できるスペースが用意されています。また、施設のコンセントを勝手に使っても誰も文句言いません。
電源スペースで仕事をチョチョイとやったりして次のセッションへ向かう人もいます。
セッションの途中退出や入場はできる?
できます。受講セッションが思ったやつじゃなかったりした場合など、みんなサクサク出て行きます。一定時間経過後は受講セッションじゃなくても会場に入場可能です。
暇になってしまった
カンファレンスとは不思議なもので、セッションを受けないで延々コミュニティパビリオンで寝てる人とか普通にいます。
コミュニティパビリオンでは豊富な休憩スペースが用意されています。また、パビリオン内のブースによってはGoProの抽選会をやっていたり、ノベルティの配布がされていたりするので、時間ができたらぐるぐる回ってみるのもオススメです。
ブースの訪問時に得られるポイントで豪華景品が当たるMAX Gameをやるのもいい暇つぶしになります。
あと、忘れてはいけないのが落書きコーナー。あと隠しMAXを探したりなんらかのインスタレーションを見学するのも面白いですよ。
弊社の所在地である表参道を2面使いで表現
スパイダーマンに助けてもらうインスタレーション
見上げないとわからない、隠しMAX
ご飯食べそびれて死にそうなんだけど
14時15分くらいから提供される飲み物とスナックで食いつなぐ方法と、前回は会場外にフードトラックが来ていましたのでそれで凌ぐ方法があります。
お土産はあるの?
海外カンファレンスと言えば豪華お土産が定番だった時代がありました。しかし、参加人数が増えるにつれて協賛する会社の負担も想像を絶するレベルになってきており、ここ数年はお土産がありません。
MAX Gameに挑戦するか、各ブース独自にやっているGiveawayにチャレンジすることで何らかの製品がもらえるチャンスはあります。僕もlogicoolのキーボードをもらいました。
ねだるな。勝ち取れ。さすれば与えられん。
参加者の特典とかありますか
あります。ロサンゼルスの観光協会による様々な割引サービスがMAXバッジで受けられます。
アメリカは初めてです。気をつけるルールはありますか
カリフォルニア州では公共の場での飲酒は法律で禁止されています。いつものノリでスーパーでお酒を買って飲みながら帰る、なんてことをやると最悪軽犯罪として取り締まられます。泥酔して外を歩くのもアウトです。
※余談ですが訪日客がやりたいことの一つが外で酒を買って飲むって奴です。それぐらい厳しく制限されています。
MAX Bashでは会場出口にセキュリティがあり、お酒の容器を持ち出す(かわいいやつがあるので持って帰りたくなる)際に中身がないかを徹底してチェックされます。
喫煙は灰皿のある場所で吸うのがいいです。公共の場、公園内などは禁煙で、出入り口からある程度離れた場所で吸う必要があります。
お酒買うときなど身分証を見せてといわれることが多々あるので、パスポートは携帯していた方が無難です。
チップ問題は常につきまとうのですが、テイクアウトやファストフードの場合はチップナシ(現地人もそうしてました)、アルコールが提供されるレベルの飲食店で座って飲食するなら〜20%程度乗せて払っています。
親切なお店だと松竹梅でチップのレートを出してくれます。
※なお仲間内では「岡本はチップ出しすぎ」と言われますが、気持ちいいサービスを受けたらチップで応えるのが礼儀だと思ってるし彼らも生活がかかってるのでケチるという行為はあまりしたくありません。
会場周辺でオススメのお店はありますか
THE COUNTER
フルカスタマイズバーガーが食べられるお店。六本木に支店があります。バンズもパティもトッピングも何から何までカスタマイズできます。
Umami Burger
表参道に支店がありますが、なんといってもアメリカのお店ではImpossible Burgerが食べられること。これ、お肉が植物性タンパク質をベースとした人工肉なのです。
空港のUmami Burgerは評判悪いです。
G&B COFFEE
その噂はロサンゼルスだけにとどまらず日本のカフェマニアさえも唸らせる、ロス最強のカフェです。屋台的なお店が集まるGrand Central Marketにあります。オススメはコーヒーシェイク。
Goget Em Tigerという支店がロス市内にいくつかあります。
EGG SLUT
ポーチドエッグとマッシュポテトが何でここまでおいしくなるのか。大人気故に行列覚悟ですが、朝イチだとすんなり行けます。同じくGrand Central Marketにあります。マーケット東側入り口で待機だ。
Target
家電とか生活用品、おもちゃまで大体揃います。同じモールにはZARAやゴールドジムもアリ。
Ralphs
割と庶民的なスーパー。同じ棟にはジュースバーやサラダバーがあります。価格もまあ庶民的でMAX参加者はビールをよくここで調達しています。惣菜コーナーの寿司とフムスを買って帰ればあなたも現地人の仲間入りだ!
Whole Foods Market
アマゾン傘下のオーガニック系意識高めのスーパー。意識同様価格も高い。ここの買い物袋はお土産として大変喜ばれるとのこと。ダウンタウンにもあります。
Apple The Grove
ダウンタウンにはアップルストアがありません。最寄りがここです。駅もないのでUBER等で移動するが良しです。広大なショッピングモール内にあるので、他の買い物も一緒にできます。
買い物レポートはコチラ。
西側のフェアファックス通りを北に進んでいくと代官山っぽいファッションストリート(メルローズ)に到達します。
THE BROAD
ぶっ飛び系美術館。必見です。無料で世界のアートを見て、撮って、体験できます。会期中何度でも行きたい。Webで予約をしてから訪問するスタイルです。故に大混雑もしない。最高。
はす向かいにはカリフォルニア州立美術館(MOCA)があります。
Bottega Louie
予約不可のイタリアンレストラン。ケーキ屋さんが併設されており芸術品かよってクオリティは必見。値段もぶっ飛んでます。マカロンが推しらしいです。
IN&OUT BURGER
西海岸と言えばイネナウト。北米ハンバーガーのスタンダードとも言うべきバーガーチェーンです。ポテトも店頭でカットしたものをその場で揚げるためホクホクで超うまい。残念なことにダウンタウンに支店はなく、空港近くの店舗までUBERで移動して飛行機を眺めながら食べるのが弊社の定番となっています。
紙袋をお土産に持って帰ると、日本の西海岸っぽい場所で小道具として使うことであら不思議!写真が西海岸で撮ったように!
Walt Disney Concert Hall
建築好きならここは外せません。日本ではお目にかかれない世界的建築家フランクゲーリーによる建築です。
※神戸にフィッシュダンスという建築というか像はあります
Barneys New York, Beverly Hills
ブランドモノをあさるならまずはコチラへ。個人的なオススメはコンバースのコラボモデルを買うことと、日本では取り扱いがないブランドをチェックすることです。
バーニーズと言えばらせん階段
コンバースとJW Andersonのコラボモデル。韓国では整理券がでる人気ぶりですが、コチラはそうでもない模様。転売目的で日本へ持ち込むと税関で没収される可能性ありますが、個人使用なら大丈夫という説あり(自己責任でお願いします)。
※コンバースは商標の関係で日本へ輸入することができません
Dover Street Market LA
2018年にオープンしたばかりのファッションキュレーションストア、Dover Street Market。日本には銀座にしかありません。店ごとに取り扱っているブランドは微妙に異なっており、ライセンスなどの関係で日本へ入ってこない商品もあります。
西海岸では貴重なNike Labもあります。
映画のロケ地
その辺で撮影しまくってるので、見たことのあるロケ地が山ほどあります。ググるといっぱい出てきますが、中でも
Millennium Biltmore Hotel Los Angeles(初代ゴーストバスターズ)
CICADA(スーサイド・スクワッド)
インセプションのロケ地いっぱい
あたりはたまんないですよ!
Millennium BiltmoreはMAX提携ホテルで泊まることができます。人気ですぐ満室になるので注意してください。このホテルのオススメはロビー、中階段です。
建物にこんな上が貼られることがあります。これは撮影の予告で、どんな撮影が、いつ、どこで(貼られてる建物の前の道とか)あるかが書かれています。
近づいてはいけないエリアはある?
Skid Rowと呼ばれるエリアはホームレス支援施設があるなどの関係でホームレスが非常に多く、治安も段違いに悪いです。周辺にはLittle TokyoやArts Districtなど観光客が好むエリアがあるので、うっかり入り込んでしまう可能性もありますし、自転車や徒歩でこのエリアへ向かおうとするとどうしてもSkid Rowを通り抜けなければならなかったりします。
ライドシェアなどで通過することをオススメ。
物乞いはその辺にいます。無視しても問題はないです。
航空券のオススメはある?
ANA限定ですが成田を16時、17時にでる便だと現地に昼前につくので、空港でてその足でハンバーガー食べに行けます。
帰りの便は0時50分の深夜発の便があり、羽田到着が朝5時なのでその気になればそのまま出社できます(したことあります)。
航空券の価格については安くする方法はいろいろあるのですが、到着後のストレスをできるだけ小さくしたいなら日本の会社の直行便がいいでしょう。帰りの空港カウンターから日本語が通じるって意外と助かります。
安く済ませるなら中国系航空会社の北京経由便とか。
価格比較サイトで出した航空券の金額と、航空会社直予約したときの価格を比べることを忘れずに。
時差ぼけ対策は?
時差ぼけは一説によれば、普段から規則正しい生活をしている人ほど、ひどくなると言われています。僕のことです。確かにひどいです。
Adobeの方による時差ぼけ対策は、入国初日に夜更かしをするというものです。だいたい23時ぐらいまで起きて(やるとわかるけど結構きつい)寝ることで時差を補正していけるとのこと。また、世界を旅するクリエイターとして知られる野村訓市氏は初日は2時まで起きて、そのあと泥のように眠るといい感じになるとラジオで言っていました。
弊社は過去の経験から時差ぼけ解消に3日くらいかかってるので、万全の体制でMAXに望むために3日前入国にすることが多いです。
あと、試してないですが睡眠導入剤のメラトニンを買ってきて飲む人もいます。スーパーや薬店で売ってます。サプリ扱いなので誰でも買えます。
会場の自販機でMONSTERが買えます。眠くなったらこれ飲んでとりあえず凌いでください。
それでは、現地で会いましょう!
今年のAdobe MAX、実は弊社は都合で参加を見送る予定でした。ところが、なにかの縁があったのか参加の見通しが立ち始め、ひとまず飛行機の予約を済ませたところです。
例年では今ぐらいから申し込みが始まるはずなのですが、会期が遅めにシフトしているせいか少し遅れています。
まだ申し込みや宿の手配が残っています。注目セッションやスピーカー情報は随時お知らせしていきますので、是非フォローしてください。
それでは、現地で会いましょう!
よろしければサポートをお願いします。得られたお金は社で飲むコーヒー豆や撮影機材の購入費用に充てようと思っています。