◎ふざけてWISCをちゃんと受けられませんでした。登校しぶりがあり、親の言うことをなかなか聞けません。。
お疲れ様です!
東京都世田谷区用賀中町の発達障害グレーゾーン児の子育てお悩み相談オフィス世田谷、学習支援室世田谷つばき塾の代表ゴリッキーこと松本力哉です。
本日もQ &Aでご相談に回答していきます。
【ご相談】
登校しぶりのある息子ですが、小さい頃から親の言うことをなかなか聞けない子でした。出かけるのにすごく時間がかかり、今やっていること(ゲームや動画)から抜け出せません。出かける準備対策として、やったこと(歯磨き、着替え等)のマグネットを用意しましたが、ふざけて渡されたとたん全部ひっくり返しました。WISCもちゃんと受けず、参考値となってしまいました。何かアドバイスをお願いします。
【回答】
どうしていくかですが、基本的には、本人が育ちたいように育つのを後押しするしかないと思います。能力的に、登校しぶりがあったり、不登校になったりするのは仕方ないことだと思います。マグネットでふざけてみたり、WISCをちゃんと受けなかったりと、察しがいいところからすると、知能はそれほど低くはないかもしれませんね。
基本的には、苦手なところを何とかしようとするのはやめた方が良いと思います。そうではなくて、楽しんでいることや、今できていることを、もっとたくさんやらせるようにするというのが、基本路線です。児童館は楽しく行けているようなので、とてもいいと思います。家でも楽しく過ごせているようなので、ゲームや動画をそれなりにやって、楽しく過ごすというのは、良さそうな感じがします。
出かけるときに時間がかかることについては、基本的には手伝ってあげるしかないと思います。自分で早くできるようには、そうそうならないですね。小学校高学年までになったらいいかという所ではないかと思います。それまでは、歯磨き粉をつけるところまでやってあげて、後は、自分で磨くだけとか、口をゆすぐ水を入れるところまでやってあげるとか、手をかけてあげるというのが、一番効率的だと思います。
上手くできないことや、学校に行かないことで、保護者と衝突したり喧嘩したりする時間は、一番無駄だと思うので、そういう時間はできるだけ少なくしたいですね。
勉強は多少やってくれると嬉しいですね。すごく簡単なものを、自分でできる程度だけやってもらって、それをたくさん褒めるとか、努力に見合う以上の何かしらのご褒美をあげるなどして、とにかく少しずつでも、家で勉強ができるようにしていけるといいと思います。その為にも、親といい関係を築くというのは、とても重要です。
このような基本的なやり方があるという前提ですが、学校の時間帯は、学校に行けなかったとしてもゲームや動画はやらせないという方法もあります。ただ、親との関係が悪くなるとか、夜こっそりやって昼夜逆転するといったリスクがあります。この子の場合は、すでにうつっぽいところもあるので、あまりストレスをかけるやり方はしない方が良いような気がします。一応、頑張って登校させるようにはすると思いますが、親もあまり無理せずに、不登校になるのが既定路線だという程度に受け止めておくのがいいのではないかと思います。
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