【ケーススタディ】◎WISC結果は平均的。ワーキングメモリと処理速度よりも、言語理解と知覚推理が高め。LDの傾向。どう解釈して、どう支援する?
今回はケーススタディでお話します。
具体的に、数値を設定してみましょう。全IQが107、言語理解が110、知覚推理が112、ワーキングメモリーが92、処理速度が95、くらいを想定してお話ししていきます。
このケースのWISCの結果は、ご相談いただく事例の中では珍しく、平均的な結果ですね。強いて言えば、ワーキングメモリや処理速度に比べて、言語理解や知覚推理が高いというところです。
この結果から推測することができることは、ディスカッションや書き写し等の作業よりは、問題を解いたりといった、いわゆる、「お勉強」の方が得意なタイプですね。とはいえ、ワーキングメモリも処理速度も低いわけではないので、それほど気にならないかもしれません。
もう一度、WISCを受けてみて、特に変わりがないようなら、将来的には受けなくてもいいかもしれませんね。
ここで一点、ADHDやASDとの鑑別は必要ですが、典型的な学習障害(LD)のようですね。読字、書き、算数の障害がどの程度あるか精査して、支援方法を検討したいところですね。
ワーキングメモリや処理速度に比べて、言語理解や知覚推理が高いというところを分析すると、
言語理解や知覚推理は座学、特にインプットの部分に関わっていて、ワーキングメモリや処理速度は、パフォーマンスやアウトプットの部分に関わっていると言えるかと思います。
先ほどわたしは「お勉強」と言いましたが、いわゆる、古典的な座学です。机に向かって、教科書を読んで、問題を解くという感じです。ディスカッションでは、ワーキングメモリを使います。特に、即座に相手に対して反論するような議論は、ワーキングメモリの負荷が大きい課題です。
なので、こちらのケースのお子さんの場合は、LDの特性がどういったものかをしっかりと理解して、支援することがポイントになってくるかと思います。
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