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【超簡単!ゲームでわかるこの子の発達】




今日のテーマは「ゲームしかできないカラダの子ども」についてです。
連休や臨時休講が長く続いて、自宅にいる時間が長かった子どもたちは
どんな過ごし方をしていましたか?


ゲームで遊んでいる時間が増えてしまった、
というご家庭も多いかもしれません。
子どもたちは、もともとゲームが大好きです。
私もそうでした。
そしてその子たち、
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運動やスポーツが苦手だったりしませんか?
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子どもたちは本来いろんなことに挑戦したり、
冒険したりしたいと思っています。
でも、カラダ全身がまだ育ち切っていなくて、
自分の思い通りに使いこなせなかったとしたら、
指先だけで簡単に挑戦や冒険に出かけることができる、
ゲームの世界にはまってしまう、
ということがあるかもしれません。

よかったら、
ゲームに夢中になっている子どもたちの様子、
遠くからそっと観察してみませんか?

画面に夢中になって、
口をぽかーんと開けっ放しになっている子はいませんか?
画面の中のキャラクターを動かそうとして、コントローラーごと、
腕やカラダを動かしている子はいませんか?
子どもたちがゲームにはまるのは、
ゲームそれ自体が楽しいから、だけではなく、
リアルな世界では自分の体が思い通りに動かせず、
大好きな冒険や挑戦ができないことが原因だったりするかもしれません。

実はこれ、小学校時代の私のことです。


今では当たり前になった、
家庭用のゲーム機が流行り出したのが、
ちょうど私が小学校2、3年生の頃だったと思います。
ファミリーコンピュータ、
えんじと白の色を覚えていらっしゃる方も多いかもしれません。
当時友達の家で集まって一番にやっていたのが、
『スーパーマリオブラザーズ』です。
友達の家で順番を待ちながら
ワクワクして画面を眺めていたのを覚えています。
自分の番が来て、マリオがゆっくり動いているうちはいいんです。
ジャンプして、クリボーを踏む、そのくらいは大丈夫なんです。

このソフトの楽しいところに、色々なアイテムを手に入れて、
自分がパワーアップしていく、ということがありました。
一番最初は大きくなる機能。
火の玉を投げられるようになる「ファイヤーフラワー」。
そして数秒間だけ、どの敵にもやられなくなる、
「無敵のスター」というアイテムがありました。

このスターをとると、
BGMが速くなって、どんどんどんどん急かされるように、
前に進みたくなるんです。
Bボタンを押したままにすると走るスピードが速くなる、
Bダッシュなんて技を使いながら、前へ前へ進みます。

そんな時の私は勢い余って、コントローラーを上下左右へ、
全身で動きながら進んでいきます。
その結果、谷底に落ちてゲームオーバー、
無敵の意味がありません。

周りで見ていた友達からは、「へんな動きだ!」とからかわれて、
ずいぶんみじめな思いをしました。

また、私の反応が面白かったんでしょうね。
私がゲームに夢中になっているところを突然、
後ろから忍び寄ってきて、突然目隠しされたことがあります。

私はびっくりして、大きく反応してしまいました。
その時もコントローラーを握ったまま。
その結果、何かが起こったか。
ひっぱってしまったコントローラーは本体の付け根の部分が壊れて、
母と一緒に謝りに伺うことになってしまいました。


まあぶるで発達の視点を学んでから、
あの時の自分のカラダの未熟さがわかってきました。
そんな未熟なカラダのままでは、
ドッジボールで活躍することや、
跳び箱をきれいに飛び越えるなんていうのは、
なかなか難しいことでした。

とはいえ、中学校に進みサッカー部に入り、
コツコツと地味な練習を積み重ねて、
人並みに「運動が得意だ」と思えるようにはなったんです。

でもその当時の未熟さは大人になるまで続いていて、
まあぶるで発達エクササイズに取り組んで、
ようやく解消できた!と言うことができます。


今ゲームにはまっている子どもたちの中に、
私のような子どもがいるのであれば、
できることがある、そう思っています。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
私のような子どもに気が付く、簡単な方法をひとつ、お知らせします。
子どもたちと一緒に、かかとで歩いてみてください。

前に10歩、右に10歩、左に10歩、うしろに10歩。
歩いている中で、足先ではなくて「手の様子」、見てあげてください。
不自然に、緊張していたりしないでしょうか?
足先に意識を向けることで、手先が緊張してしまう…。
ひょっとしたら大人の方にも、残っているかもしれませんよ。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ゲームにはまる子どもたちの様子、
注意深く見てあげてください。

カラダの未熟さに気が付くことができたら、
できることがあります!
お気軽にお問い合わせください。
というわけで、今日は、ゲームしかできないカラダの子どもについて、お送りしました。
(2020年6月収録)


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