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プロだってたくさん失敗する。それにきちんと向き合うのが本当のプロ。

「プロだから失敗は許されない」

誰だって失敗して自分が惨めな思いをするのは嫌です。
しかし、そういう感情があるのは人間であるからです。

そして、事を行なうのはどうであれ「人間」。
人間である限り、失敗はします。

もしその失敗が人命に関わることであれば、失敗は絶対にあってはいけません。

しかしそうでない場合、取り戻すことのできる失敗なら、たとえプロであろうとも、たくさん失敗する方が得なのではないでしょうか。

失敗を得る=行動している証拠

失敗をするということは、行動が前提にあります。
その「行動」をしている分、外への関わりを増やしているということです。

これだけを考えても、勇気のあるすばらしいことではないでしょうか。

何もやらなければ、「失敗もしない=安全が約束される」。
その絶対領域を崩してまで行動に移せているという事を、まずは褒めていいと思います。

そして、その「覚悟」を持っていれば、失敗を恐れる必要なんてないのではないでしょうか。
「失敗を得る(ゲットする)」つもりでその行動を考えれば良いのだと思います。

大切なのは「失敗に向き合うこと」

イチロー選手 (c)朝日新聞社

以前、2019年にプロ野球を引退されたイチローさんがこんな事を言っていたのを記憶しています。しかも何のためらいもなく堂々と!

プロ野球人生の中で、成功よりも失敗したということの方がはるかに多い。
そして失敗が多いことを恥と思っていない。
大切なのは、その失敗にどう向き合うのか、ということ。

安全が約束されている絶対領域から外に出て、失敗した。
やっぱりやらなきゃ良かった。
もちろん、結果的にそういうこともあるでしょう。

しかし、失敗したという経験は、行動しなければ得られていない結果です。

経験に勝るものはないのです。
その経験した、そして結果失敗した、じゃあどうする?という事をきちんと検証することができるということが、失敗から得られる最大の産物なのではないでしょうか。

間違ったらやり直せばいい

検証、というと大きく考えすぎてしまうので、いわゆる「反省」をする、と考えれば少しハードルが下がると思います。
もっと簡単に言うと、間違ったらやり直せばいい、ということです。

1.まず冷静になること
2.怒られること
3.それを受け止めること
4.同じ失敗はしないと考えること
5.じゃあ次はどうしようかと考えること

と、これだけのシンプルなことで良いのだと思います。

失敗談を語ろう!

人は、人の失敗談が好きです。

これは、この人もやっぱり人間なんだ、と自分との距離感を確かめる一つの手段となり得るからです。

この失敗談を語るということには2つのメリットがあります。

・人との距離を縮めることができる
・アウトプットすることで失敗を再認識でき、戒めにできる

そう考えるようになってから、私は失敗したことを隠すようなことはしなくなりました。
たくさんの失敗をしたことを恥と思わないで話すだけで、気持ちも楽になり、同じ失敗は減っていきました。

だから清々しく失敗談を話す方が得です。

まとめ

・失敗を得に行くつもりで行動する
・失敗が多いことは恥ではない、大切なのは失敗に向き合うこと
・間違ったらやり直せばいい、というシンプルな考え方
・失敗談を語ることで、人との距離が縮まり同じミスがなくなる

失敗を恐れる、というのはもったいないですよね。
失敗をして肥やしにする、それを積み重ねるほうが、スリリングな面や、厳しさを実感できて、人間らしく生きているという実感を持てるはずです。

失敗を責める人間がいたら、いったん受け止めて、あとは自分の中で反省し次に活かしましょう。

その失敗に向き合うことができて、自分の中で消化できたら、もうネチネチ責められようと気にはならないはずですから!

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