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ルミネtheよしもと

ルミネtheよしもと初体験。
お笑いライブには何度か行ったことがあったものの、東京吉本の総本山と言ってもいいルミネtheよしもとには足を運んだことがなく、先日公開したメイドカフェに行った後、お笑いライブを見てきた。

ずっと吉本の寄席を見てみたいと思っていて、この日、好きなマユリカやKOC優勝直後のサルゴリラが出演していたこともあり、当日券を購入した次第。
厳密には今回のライブは「寄席」という名前はついていなかったけれど、まあ寄席みたいなものだ。

結論、吉本の懐の深さをこれでもかと感じさせられる、とても面白くていいライブだった。

若手芸人の地下ライブは何度も観たことがあって、出演する芸人次第で、それも大変面白いものではあるのだけれど、今回は寄席(ではないんだけど)ということに意味があると思った。

全11組の出演で、目当てのマユリカやKOC優勝直後のサルゴリラを始め、若手では9番街レトロやケビンス、さらにテレビで一世を風靡した次長課長やジョイマン、宴会芸の頂点くまだまさしなど、あの手この手でいろんなところから矢が飛んでくる。
いや〜〜〜、これは吉本にしかできないな。
これを普通の平日の、なんでもないライブでやっちゃうんだもん。満足しないわけがない。

中でも大トリを務めたザ・パンチがすごく良かった。
今でこそテレビでは全く目にしなくなったけどM-1決勝に進出した実力は伊達じゃない。
熟練のテンポで客をいじりながら、繰り広げる漫才は決して賞レース向きではないのだろうけど、積み重ねた年月をしっかり感じさせてくれる面白さだった。
今、勢いのある若手の後に、テレビから消えた芸人(失礼ながら)が出てきて、しっかり爆笑をとって帰っていくんだもん。すげえよなあ。
吉本がいかに長い年月をかけてお笑いを蓄積してきたかが、よーくわかった。
入場時「観劇中は帽子を外してください」と言われたり(後ろの人が見づらくなることを防止するために全員にお願いしているみたいだ)、開演直後にまだ携帯をイジっていたお客さんまで速攻で飛んできて注意していたり、お笑いを楽しんでもらうために会社を上げて努力しているのだ。

そういえば神保町花月に行った時はここまでではなかった気がするので、大御所クラスの芸人も出演するルミネtheよしもと自体が、そういうところを特に徹底しているのかもしれない。
すごい。あっぱれ。面白かった。また行きたい。

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