読むものにひと匙の微笑みと勇気をーファクトフルネスが与えてくれたもの
こんばんは、はつねと言います。
普段は「児童文学生まれミステリー育ちの読書ブログ」と銘打ち、読んだ本の感想や、これは是非とも世に推していきたいと思うイチオシ本の紹介をつらつら行なっています。
Sentimental Sunset https://sunset-rise.com/
noteは本以外のことを書くために使っているのですが、ちょうど「読書の秋」という素敵なタグがあり、出版社と連動していて、かつ対象作品に最近読んだものが含まれていたので、noteに出張してみることにしました。
今回は、昨年発売するや一大ブームを巻き起こしている「ファクトフルネス」について書きたいと思います。
予備知識なく読んだ結果
ビジネス書にも関わらず、しかも結構分厚いので読み通すのが大変だなあ、と思わせる風貌にも関わらず、一度読み始めると好奇心を煽られ、著者のお茶目さにも助けられ、スイスイ読み進められます。
こんな分厚い本を読み通した!新しいことを知った!
と自己肯定感も爆上がりすること間違いなしなので、普段ビジネス書を読む習慣の無い方にもおすすめです。
まずはじめに、著者から提示される13問のテスト。
恐らくほとんどの方が、ほぼ全ての問いに対して「う〜ん、知らないけど、イメージとしては、こうかな?」と迷いながら、イメージで答えていくことになると思います。
答え合わせで、鮮やかに世界がひっくり返る感覚!
そしたらもう、「なぜ答えはそうなっているの?」「なぜわたしたちはこの選択肢を選んでしまうの?」と、むくむく疑問が湧いてきます。これが著者の仕掛けた魔法。見事に引っかかり、続きを知りたくて仕方がなくなってしまうのです。
著者から提示される”データ”と、わたしたちが持っている”考え方のクセ”。
この、極めて論理的な内容と、”クセ・本能”という情緒的な内容とが、違和感なく整然と記されているところがすごく面白い。
データだけでは無味乾燥で興味を持てないし、”クセ”だけでは納得感が足りなくなってしまう。
両者の調和がもまた、著者の魔法のひとつなのかも。
読み終わる頃には、(ビジネス書にも関わらず!)あたたかい、小さな希望を胸に抱き、魔法使いの功績に感謝したくなり、世界を見る目が少し変わるような……指紋べたべたのメガネをメガネ屋さんの機械で洗った時のような……解像度が上がったような感覚を味わえます。
なるほどこれは良書!と、唸りたくなる面白さでした。
嬉しくなったので図解を試みた
あまりに気に入ったので、読んだ内容を覚えておきたいと、iPadのメモアプリでノートを取ってみることにしました。
noteではスライドショーが貼れるというので、ちょっと試してみることに。
※※ここから先はひどいネタバレなので、十分お気をつけください※※
世界を正しく知りたいと思うこと、好奇心を放っておかず、データを以って世界を見つめること、そして、世の中は良くなっている!と知ること。
そう思えることで、むくむくと勇気が湧いてくる気がするのです。
それでは日本に置き換えたらどうだろう?と、早速気になってきました。
最後までお読みいただき有難うございました。ついつい毎回長文になってしまい、読みにくい記事にも関わらず…(五体投地) スキやフォロー、サポートいただけるとモチベが上がりますので、気に入っていただけましたらポチッとお願いいたします!