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終わらないで欲しい

今年の目標に「大河ドラマを毎月一本見る」を掲げているんですよ。
個人的に。

で、毎月せっせと見てるんです。
今は今年八本目、『どうする家康』を見ています。

なんで八本目かというと、進捗が遅れているからです。
本来八月末に見終わっている予定だったのに、まだ見ています。
もう九月も十日だなんてね。
信じられない。
時間の流れの早さと、己のスケジュール管理の甘さが。

しかも、今まだ四十二話を見ています。
全四十八話です。
あと六話あります。
繰り返しますが九月はもう十日を過ぎています。
これはもう、九月視聴分(龍馬伝を予定しています)も九月中に視聴しきれない気配が濃厚です。
始まる前から諦められているなんて、安西先生が聞いたら見捨てられます。

「安西先生、大河ドラマが見たいです」

勝手に見てくれよって感じですね。
本当にすいません。

別に、時間がなさすぎたわけでもなく、面白くないわけでもないんです。
むしろ逆で、感情移入し過ぎて先に進まない事件が勃発しているのです。

事件は会議室で起きているんじゃない。
現場で私が起こしているんだ。

例によって例のごとく。
お恥ずかしい次第です。

いや。あの、心の準備が必要な回ってあるじゃないですか。
今回、『どうする家康』ではあれですよ。
お瀬名さま、築山殿が亡くなるシーン。
あの話を見る前で止まっちゃったんですよね。
絶対に泣くから。

その前まではすごい盛り上がって、三話くらいまとめて見て、歴史的な年表知識と、物語内で立ちまくっていたフラグを鑑みて「あわわもうすぐお瀬名さまが亡くなられてしまう」と思ってたんですよ。
で、まさにその亡くなる話。

……見たくなくてねえ。

いや、正確に言うと見たいの。
すごく見たい。
ここまできたんだから見届けたい。
でも見たくない。
死んで欲しくないから。

ここで詰まりまして、心の準備に数日を要したんです。

こういう細かい進行妨害が幾度かありまして(三河家臣団と別れるシーン前でも止まりました。「あああずっとみんな一緒にいて……!!」と思ってました)、ようやく四十四話までこぎつけたんです。

だけど、今度はね、今、とうとう石田三成さんと戦うぞ! ってところで止まってます。
だって、戦ったら勝つから。
それは歴史的事実だから。
で、勝って殿が天下を収められたらお話が終わってしまうのですよ。

うわあああん。
終わって欲しくないよう。

私は毎度、終わりを感じ取ると進みが鈍くなるんですよ。
お別れしたくない気持ちが作用しています。
もう少し、この世界の登場人物たちを見ていたいという欲が私の腰を重くするのです。

しかしもう十日を過ぎてしまった今、いい加減見終わらねばと思う自分の声を無視できなくなってきました。
ので、奮い立たせるためにこの記事を書きました。

「安西先生、大河ドラマが見たいです」

……だからさっさと見ろよって話ですね。
本当にすいません。
いい加減スラムダンクファンに怒られる。
ごめんなさい。
もうしません。

勇気を出して終わりを見届けたいと思います。
頑張ります。

という決意表明。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回以降もお付き合いいただけると嬉しいです。
それではー。

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