FF14に命救われた話

多分こういうタイトルだと暖かい人間関係に触れて自殺を思いとどまったとかそういう内容かと思われるかもしれないが、全然全く微塵もそういう話ではない。もっと物理的な話である。

事の始まりは、いつものようにモグコレの法典集め(あわよくば譜面がほしい)で行ったお盆、ラスボスのアルテマ戦で起こった。わたしは機工で出していて、そこまでは普通に戦えていたのだか……本当にふとした瞬間。

あれ、バーストの時ってどうやって回すんだっけ？

自分でも｢えっ？｣と思った。機工は漆黒5.0後に始めたジョブだが、ドリルの火力が気持ちよくてスキル回しを研究し、極やノーマルエデンにも行っているようなジョブだ。練習中のジョブならともかく、機工でスキル回しが分からないなんてそんなことある？と頭の中が疑問符で埋め尽くされているうちに戦闘は終わった。因みに譜面はとれなかった。

翌日はお腹が痛くてインしなかったので、またその次の日。今度はもっと顕著な異変が起きた。タイピングが下手になっているのである。スマホでツイッターしている時も｢今日はやけに打ち間違いが多いな｣と感じていたが、パソコンでもとなると何かがおかしい。今までキーボードを見ず打てていたのに、｢よろしくお願いします｣ですらもたつく、フレの名前を3回も打ち間違えてようやく正しい名前を書ける、といった具合である。

そしてこの日もお盆に行ったのだが、なんと

基本のコンボが回せなくなっていた。

そんなことある？わたしは少しずつ焦り始めていた。そしてやはり譜面は取れなかった。

不安に思ったわたしはFCのフレ達に、こういう症状が出てるんだよね、と話をした。するとある子が、長年やってるゲームの操作が出来なくなってたことに違和感を感じて病院にかかったら脳梗塞だったという話を聞いたことがあるという話をしてくれた。この話が無かったら悠長に週明けでいいかと考えていたかもしれない。14と同時にこの子も恩人だ。他の子もやはり病院にかかることを勧めてくれた。

翌日。近くに住んでいる親に娘を預けることができたので、朝一で脳神経外科のある病院に行った。受付の問診票を書いた時、字が思うように書けずあっこれあかんのやないかと一層の危機感が募る。そんな中迎えた診察。

顔面の様子、目の動き、同じように手を動かしてみて……そうした簡単な検査の中では、脳の神経に麻痺などは見られないということだったがーーー別の異常が発覚した。

なんと血圧222/136のハイスコアを叩き出していたのである。

先生｢異常事態です｣

そりゃそうだ妊娠高血圧症で苦しめられてた時ですらそんなハイスコア見たことない。管理入院中、三食苦手なピーマンを出され憔悴していたあの頃が鮮やかに蘇った。

そうして色々検査をして、動脈硬化と心肥大もあることが判った。提携医療機関の機械の入れ替えの関係でMRIは撮れなかったがいずれその検査もすることになっている。もしかしたらそこでもまた異常が見つかるのかもしれないが、それはまた別の機会に、そしてわたしの気力があったなら。タイピングの感覚がまだ戻っていないので、正直ちょっとしんどい。

頭痛などの自覚症状が全く無かったので、14に支障が出るような症状が出ていなかったらと思うとぞっとする。本当にありがとうFF14。落ち着いたらまたなんか課金アイテム買うね。そして病院勧めてくれたフレンドたち。まじでお騒がせしました。本当にありがとうございます。

これを読んだ人はまじで健康には気をつけてほしい。そしてもしも、万が一、周囲に似たような違和感が出ている人がいたなら、こんなあほな奴がいたんだよと病院を勧めてあげてほしい。

最後に。

お盆の譜面欲しいです。