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退職後の雇用保険の最初の手続き

前回転職したときには、間なく別の会社に就職したので、雇用保険のことは気にしたことがありませんでした。(退職日が月末ではなかったので、国民年金の手続きだけは必要で、1カ月分だけ納めた記憶あり)

雇用保険は月々の給与から天引きされて納められている保険で、失業した際の失業給付(基本手当と言われるもの)や、育児休業給付や育児休業者職場復帰給付などがもらえます。

当面は、身の回りの整理をしながら地道に職探し、ということになるので、失業保険をいただけるのは非常にありがたいです。ということで、申請することにしました。

※参考:
雇用保険の具体的な手続き(ハローワークのサイト)

職場の総務からの事前説明

今回の退職は、通常の選択定年・依願退社とは異なり、会社側からの早期退職の募集があったものなので、特定受給者資格に該当するそうです。失業給付をもらう前の待機期間が短かったり、給付される日数が多かったり、条件が少しよくなっているとのこと。

給付日額は、退職前6カ月の賃金日額を元に算出されるのですが、手続きに必要な離職票2に1年分の賃金額の記載があります。職場での事前説明の際に内容を説明され、サイン押印しました。その場では渡されず、職場と職安での処理の後にお渡しします(お送りします)ね、ということでした。

私がやるべき手続き自体は、通常の退職時と同じで、退職後に送られる離職票自分で用意する書類職安(ハローワーク)に持参して手続きとなります。

まずは、離職票の到着を待つことにしました。

離職票の受領と書類の準備

退職日から約2週間後に自宅に郵送、という説明があったのですが、この自粛体制の中でもほぼその通りに受領できました。ありがたいことです。

送られれてきたのは、離職された皆様へ(パンフレット)と離職票1、離職票2、再就職援助計画対象労働者証明書の4点。最後の書類は、再就職した際に提出が必要な証明書のようでした。使い方は未調査ですが、どうも再就職先の事業主向けのようでした。

パンフレットの表面に受給手続きに必要なもの7つがリストされていました。多くの方は①から⑥を揃えることになるかと思います。

① 離職票1:氏名や口座の記入をしておく。
② 離職票2:(職場での説明時に担当者と署名捺印等の記載済みなので)対応不要でそのまま持参。
③ マイナンバーカード(持っていない場合には個人番号がわかるものと身元確認書類が必要)
④ 本人の印鑑(認印で可、スタンプ印不可)
⑤ 写真2枚(マイナンバーカード提示で省略可)
⑥ 本人名義の預金通帳、キャッシュカード(インターネットバンク、外資系金融機関以外のもの)
⑦ 船員であった方は船員保険失業保険証および船員手帳

上記は、失業認定のために必要な書類ですが、求職のためにはもう一つ書類の準備が必要です。求職申込書です。

求職申込書は、ハローワークのサイトで確認できますし、PDFでダウンロードも可能です。ハローワークインターネットサービスに仮登録してから出向くことも可能なようですが、実際に登録フォームを見て、インプットする項目が多すぎて断念しました。紙で書いた方が早いわ、と思うフォームで、歴代No.1ぐらいのがっかり度でした。

あと、退職時に、雇用保険被保険者証が渡されましたので、これも持参しました。念のため。(雇用保険者番号と氏名の記載がありました)

いざハローワークへ

ハローワークには住所の管轄があるので、まず自分の管轄ハローワークを確認します。私は飯田橋でした。もしかしてオンラインや郵送で手続き可能かも!?という淡い期待を抱いて電話で問い合わせしたのですが、窓口に出向かないと無理とのお答えだったので、行ってみることに。

初回に必要なのは、
失業の認定申請手続き
・求職の手続き

です。

上記の2つの初回の手続きに要した時間は1時間半程度。自粛期間中の雨の寒い日だったことを考えると、通常はもっと時間がかかるかもしれません。時間的な余裕がある日、後ろに予定のない日、などに訪れるのがよいかと思います。

窓口その1:総合案内

1階は入り口です。コロナの影響による特例措置や補助金に関する貼り紙がたくさんしてありました。消毒コーナーも。階段かエレベーターで2階に上がります。

2階に入ってすぐ、受付、のようなもの、があります。初めてすぎて戸惑いましたが、後から気づきましたが、窓口や柱に番号が振ってあります。

受付で、持参した資料を一式出したところ、内容を確認してくれました。ファイルに入れて渡されて、24番へと案内されました。

以降、もう記憶が定かではないので、ざっくりとした話だけ。

窓口その2:失業の認定申請

次の窓口では、だーいぶ待ちました。次から次へと人がやってきました。だーいぶ待って、名前で呼ばれて、窓口に行くと、係の方が書類を確認してくれました。

特段不備はなかったようで、受給資格認定は無事に終わった様子。雇用保険受給資格者のしおり、認定スケジュールという書面を受け取り、今後の認定についての説明を受けました。

・雇用保険説明会は今回開催されないので動画で確認しておくこと。
・今後のスケジュールは「Aの3-月」型のカレンダーで確認すること。
・次回は4週間後にくること。しおり、失業認定申告書、印鑑が必要。
・それまでに求職活動をした場合には、記録をして申告すること。
・認定に必要になる雇用保険受給資格者証は、初回の認定日にもらえる。(その後の認定日に必要になる)

今後出す書類についての具体的な書き方などは教えてもらえませんでしたが、通常は説明会で詳しく説明しているのだろうと思います。説明会の開催はないとのことなので、自分で動画や記入例を確認しなくてはなりません。

合わせて、初回認定日の流れという書類ももらいました。

その書類によれば、初回認定日は、9時半 or 10時に24番窓口(雇用保険給付課)→50番窓口(総合受付)→21番窓口(職業相談の窓口)という流れとなり、11時 or 11時半までには終了らしいです。やはり1時間半、半日コースですな…。

なお、手続きに行った日から4週間おきに認定が必要なので、最初に行った曜日が該当日となります。私は月曜日に行ったので、今後すべて(祝日はどうなるか不明ですが)月曜日です。今後の都合を確認してから、行く日を決めたほうがいいかもしれません。

窓口その3:求職

受給資格認定が終わった後は、求職の手続きです。別の窓口(たしか21番?)へ行くように言われました。掲示物や柱にある番号を確認して、指定の窓口に移動します。結構広くて番号もなかなか見つからず、挙動不審な感じになっていたかもしれません。

無事にたどり着いたのは就職相談をするであろうハローワークの本丸。ただ、窓口の数の割にはいらっしゃる係の方や相談者が少なかったように思います。ほぼ待ち時間なく係の方とお話できました。

窓口に腰掛けると、書類を確認した係の方が「では、登録させていただきます」とパソコンにぱちぱちとインプットを始めました。

あれ、これ、私ここにいたほうがいいのかしら、私が打ってもいいんだけど、ぐらいな感じで、長くもないけど短くもない待ち時間を、窓口でぼんやりと過ごしていたのですが、突然「はい!これで登録完了です。長い時間ありがとうございました」と、衝撃の発言。インプットだけなのね…

ハローワーク受付票という紙を渡され、次回からこれを必ず持参してください、と説明されました。利用の際には必ずこのカードを持参するように、という記載があるのですが、まったくカードではないし、普通のA4ペライチなので紛失が怖いです…

まとめ

退職後の雇用保険の最初の手続きで気を付けたいのは以下の通りです。

離職票の受領までどのぐらいかかるのか職場に確認しておくこと。
・ハローワークには住所管轄があるので事前に確認しておくこと。
・失業保険の受給資格者としての申請に必要な書類を漏れなく用意すること。(本人確認書類、銀行口座が分かるものなども)
・行った曜日でその後の認定日が決まるので曜日を考えておくこと。
求職申込書はきちんと用意していくこと。(現地でも記入できますが量や内容が多いので大変)

3月からの臨時休校の影響で、小学生二人が家で過ごすこととなり、退職のタイミングとしては家族のためになったなぁ…というのが率直な感想ですが、逆に言うと、外を向いて仕事を探したり情報を収集するには、あまり適切ではない状況といえますね…気兼ねなく外出して、人と会ったり相談したりできる日をゆっくりと待つとします。

以上

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