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土曜日タクシー営業の反省文。大失敗しました。


ダラダラ書いてもしょうがないので簡潔に記します。

11月7日(土)14時出庫。

失敗1「事前に営業パターンを限定していた」

先日こんなことを考えた。「判断」というものはそれなりに疲れるもので、人が一日に出来る「判断」の回数は決まっているらしい。だから朝の内に重要な事柄は「判断」したほうがいいし、余計なことを考えずにオートマチックに物事が進む方がいい。

例えばスティーブジョブズは、何を着るかという「判断」をしないために、毎日同じデザインのタートルネックを着ていた。

そういうのもあるかもそういうこともあるかもしれないと思い、出庫前、というか前日のうちにどういう営業をするかノートにまとめておいた。

土曜日だからオフィス街には人がいない。買い物客などはある程度出るはずだから、新宿まで移動してデパートの乗り場を攻めよう。こう考えた。そして、夜になった後も、そのまま新宿で営業を続けようと考えた。新宿デーである。

この新宿の呪いを設定してしまったがために、営業回数24回、税込みなんとか30000円という悪夢のようなスコアを出してしまった。コロナ自粛の頃も営収3万円程度ということはよくあった。あの頃は、駆け出しだったこともあり、抵抗策もほとんどなかった。

が、今は違う。町の状況ももう少しマシだし(デパートが休業していないだけでも随分とマシな状況だ)もっとやり方を変えれば、流石にあと一万円くらいはいけたはずだ。

平均単価は1250円。ぼくの月平均単価は1800〜2200円くらいなので、もうほんとズタボロの数字である。まぁ新宿は短距離が多いことはタクシードライバーなら全員知っていることなので、新宿に引きこもっていればこうなるのは当たり前なのだが、営業回数も十分に稼げなかった。

特に深夜割増になる22時以降は、空車だらけの中での戦いとなった。それでも歌舞伎町なら勝てるのだが、うまくご乗車頂いたところで500円程度のことが多いのだ。

銀座で女性をタクシーに乗せるとき、男はこういう。

「1万円で足りる?」

一方で歌舞伎町の男は、女性をタクシーに乗せてこういった。

「これで帰れるよね」

そして、男は500円玉を手渡した。歌舞伎町のほのぼのとした日常である。もちろん420円でフィニッシュ!

まぁ新宿はいつもの通りであった。人はいつもより多いかな?ただ、タクシーもいつも2倍か3倍はいた。なんでだろうか。

さておき、この日の最大の失敗は、最初のお客様から「コレド室町!」と言われたのに、そのサインに気付かなかったこと。いつもなら、コレド室町ではなく、銀座への出勤とか、丸ビルとか、あるいは佃リバーシティに戻る人とか、そういう感じの時間帯であった。

しかし、明らかに買い物客であったのだ。買い物客がいるということは、買い物帰りのお客さんもそこにいるわけで、日本橋から銀座のエリアを流せばいくらでもチャンスはあっただろう。

にもかかわらず間抜けなぼくは、新宿を目指した。もちろん新宿まではずっと空車である。

新宿での営業は大失敗とはいえず、時給3000円くらいのまぁまぁのペースを続けることができた。しかし、ぱったりと止まってしまった。

ぱったりと止まった時、他のエリアの状況を把握していなかったので、うまく移動が出来なかったのだ。本当は他にチャンスがあったかもしれない。しかし、新宿のことしか考えていなかったので、うまく移動できなかった。

そしたら青タンに備えたほうがいいかなと思って、少し休んだのだが、そこからも足踏みが続き、流石に0時過ぎにはミドルのお客様にも出会えたのだが、焼け石に水であった。

本当ならば、日本橋、銀座のエリアからじわじわと港区あたりに侵入し、麻布エリア、六本木の実績あるポイントを丁寧に探っていくべきだった。そして、青山通りや六本木通りをポールポジションで移動しつつ、渋谷を覗いて、それでも駄目なら新宿。こういう流れのほうが良かった。

というかいつもこういう営業をしていて、その場合は勝手に営収があがっていくのだ。事前に「新宿引きこもり」という戦術に決めてしまったことが大失敗であった。

街を観察し、街と一緒に呼吸しながら、街と一体化していくことで自然と売上もあがっていく。

もしもぼくがコレド室町を出た後、中央通りを南下していったら——。

赤坂のマンションまで帰る奥様に出会えて、赤坂見附のあたりで松濤地域に帰る奥様に出会い、東大裏あたり中目黒までと言われ、中目黒から恵比寿へ、恵比寿から西麻布交差点へ、広尾から銀座のレストランへ、銀座から富久町あたりに帰る奥様に出会い、そのまま弁天町のあたりを流しているとホスト風の男性から手を上がる。

「風林会館まで……」

これが正しい新宿への侵入の仕方である。第三野球部に出てくる天秤打法のように、流れに逆らわず、力を利用して打つのだ(天秤打法の仕組みは未だによくわからんけど)。


失敗2「乗務詰め込みすぎ」

今月は、ブタクサアレルギーがきつめに発症したため、一日休んでしまった。すると10乗務になってしまう。

コロナシフトの弊社は現在11乗務をすると歩率が最大化する。また1乗務増えた分売上も増える。子供もいて、家計もカツカツなので、ここは無理をしてでも11にしたい。

と思い、5連勤、1公休、2連勤にしたのだが、これが大失敗。5連勤の最中に過去最高営収を更新する日があったものの、その日に燃え尽きて、疲れ果てたため、そこからは営収が全然あがらなくなってしまった。

結局10乗務のままでも月収は対して変わらないという悲惨な結果を生んでしまった。

20時間も余計に働いているのに!!

ということは、計算はしていないが時給換算すると大幅に減収しているということになることだろう。

時給が上がるのは大正義!!

時給が下がるのは絶対悪!!


悪  即  斬  



というわけで、乗務数が10どころか9とか8になっても、月収としては大差がないというほうが、目指すべき姿のようです。

持病持ちで心も体もデリケートな上、自宅では子供達という「家庭内チャフ(電波欺瞞紙)」が舞い散っている。さらに、原稿もたんまり書きたい。それにラジオの更新もある。

原稿もタクシー本と、旅とサッカーマガジンという二系統があって、両方とも大仕事だ。

こういう状態なので、無理をするとリカバリーが利かない。今回は忙しすぎて持病の薬をもらい忘れ、今は神経がピリピリして酷い目にあっている。なので今は病院のそばのカフェにいる。

30歳くらいならもう少し無理も利いたのだが、39歳ではワンミスがずっと後を引いてしまう。この状況は良くなることはない。

休む時間、リラックスする時間、家族と過ごす時間、物書きとしての夢を追う時間、ラジオやカラオケでクリエイターとしての楽しみを見いだす時間、読書する時間、OWLの仲間と話す時間、未来についてのんびり考える時間などを確保する。

その上で、ぼくはタクシードライバーをやっていくのだ。


あれもしたいこれもしたいもっとしたいもっともっともっともっともっと。そのためには自分をしっかりと管理して、効率化し、生産性を上げていかないといけない。

もう39歳。

まだ39歳。

色々心配事が多くて、若い頃とは違うなとは思うんだけど、ぼくは若い頃と同じように夢を見て、挑戦を続けているぜ!!

あともう1個くらい反省あった気がするけど、まぁいいや。あ、政治系の記事は専門でもないし、怖い人に絡まれるので基本は書かない方針に戻ろう。たまに書くと色々勉強になって面白いんだけどね。


あぢゅー!

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作家・Youtuber。偏差値30からの大学受験を経て東京大学文科Ⅱ類(経済系)→文学部に進学(宮沢賢治の生命観)→大学院は理転して農学系(アワビ類の行動生態および繁殖生態の比較)→自主退学しスポーツ系の物書きに。著書『サポーターをめぐる冒険』がサッカー本大賞2015を受賞。
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