電話をとっていきなり「便器!」と言われたら…(私のバイト失敗談)
1980年代、私は東京の女子大生だった。といっても、田舎から上京した垢抜けない女子大生。それでも徐々に都会の生活にも慣れ、数々のバイトも経験した。その中で結果的に一番気に入って、一番長く続いたのが、ホテルの電話オペレータのバイトだった。
バイト初日、大学の同級生に紹介された青山のホテルに、私は向かった。そこは小規模ながら、立地条件がよいこともあり、近隣の大企業や音楽・芸能関係者もよく利用するホテルだった。フロントの奥のオペレータ室には電話交換台が2席分あり、私は女性社員さん